レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.25
【ブログの過去記事】
[33枚目]●バディ・ガイ『スリッピン・イン』<シルヴァートーン>(94)
今なお現役で活躍するバディ・ガイ。“復活”のキッカケとも言える<シルヴァートーン>での3作目である。バックはダブル・トラブルが務めている。
①から落ち着いたスタート。ギターも、速弾きはするが抑制が効いている。コンビニみたいなタイトルの③はスロー。ピアノのソロ回しも良い味。④はジミー・リード曲。リズム&ブルース調から徐々にバディ・ガイ・ワールドへ。「フーチー・クーチー・マン」的なロウエル・フルソン曲⑤。ギターが鳴り出すと、紛れもなくバディ。ケレン味のない弾きまくり具合は実に爽快。オリジナルの⑥もオールド・シカゴ・ブルースのニオイがする。アルバム・タイトルを織り込んだ⑦はデニス・ラセール曲。ライブのコール&レスポンスみたいに、男どもの声をフィーチャー。⑨はロックっぽい。ドラムが良いね。⑩も彼らしいストレートなブルース。終盤のブルブル震えるようなソロは特に良いわぁ。最後の⑪はゆったりと展開。ベース音を効かせてスイング感が出ている。
しかし、どんな曲でもギター・ソロはぶれず。それをワンパターンと見るか、伝家の宝刀と見るか・・・ブルース・ファンにとっては愚問である。
I Smell Trouble
Shame, Shame, Shame
Love Her With A Feeling
Cities need help
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