ジャッキー・シェイン

【ブログの過去記事（一部加筆）】

2017年に＜ヌメロ＞からリリースされた編集盤でその存在を知った、トランスジェンダーのソウル歌手、ジャッキー・シェイン。

https://diskunion.net/portal/ct/detail/1007502820

YouTubeをサーフィンしてたら、動くお姿が拝めました。

Walking The Dog
https://www.youtube.com/watch?v=yUYW2iwimBw

妖艶と言うのともちょっと違い、単純にカッコイイ。ソウル系の歌手には、女性歌手が男性的な迫力を見せたり、男性歌手が美麗なファルセットを聴かせたりと、ある意味「性」を超越したような所がある。「性」が逆転したり、ないまぜになったり。彼女はないまぜな感じと言おうか、その凛々しさは観る者を強く引き付ける。

ヒット曲の「エニイ・アザー・ウェイ」はやや女性的。
Any Other Way
https://www.youtube.com/watch?v=wiDVfi5dVp0

片や、「ドント・プレイ・ザット・ソング」は、ゴツゴツした男っぽさを感じる。
Don't Play That Song (Live at the Sapphire)
https://www.youtube.com/watch?v=R7MYzr17-hU

生まれた性別は男で、自分は女性であると悟ったが身体的に女性になる事はしなかったそう。偏見の多い時代でもあり、見世物扱いされたり、ギャングから脅されたりと苦難の道を歩んでいる。今回の＜ヌメロ＞のリリースがなければ、あまり知られる事もなかったであろう。

※尚、ブログ投稿時は彼女は健在だったが、2019年に亡くなっている。