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不定期・館山日記’2024(4/13)猫の保護・紳一の場合

先日保護したハッチーを入れると総勢14匹の大家族である我が家ですが、その内保護した子は6匹。
その他の子達はショップからお迎えした子、ブリーダーさんからお迎えした子となります。

元々はショップからお迎えした長男・花道が我が家に来た最初の子でしたので、猫初心者だった私達は、当時は自ら猫を保護する事はとてもハードルが高く、想像が出来ませんでした。
ハードルが高いと思っていた我が家に、保護猫1号として来たのが、紳ちゃんこと紳一です。
彼との出会いは私にとって大変思い出深い事で、今でも度々思い出しています。
今回は彼との出会いを書いていきます。

今でもこの桜が咲く時期になると、紳一との出会いを思い出します。まだつくば市に住んでいた2021年の4月9日の事でした。

私は派遣と言う立場で、市内の某国立大に事務方として就業していました。4月に入り、学内は新入生の姿もあり、一層華やかで活気あるキャンパスとなっていました。

通勤は自家用車。つくば市では車通勤はごく普通で、出勤前に大学最寄りコンビニで、朝食と昼食を調達し、車の中で朝食を摂るのが日課でした。

その日の朝も、いつも通りにコンビニに寄りました。
車から降りると、鳴き声が聞こえて来ました。

アァーン。アァーン。

「え?何?。」
私は辺りを見回すと、コンビニの駐車場に猫が。

「どうしたの?。どこから来たの?」
と頭を撫でたり身体を撫でました。「お〜ヨシヨシ。」
しかし、まだ通勤の途中で、私にはあまり時間がありません。「ごめんね。行かなきゃダメなんだよー」とコンビニへ入って行きました。が、、、

何と猫も一緒について来て、コンビニに入ってしまったのです。
振り返って気がついた時は、他のお客さんにシッシと追い払われていました。

私は買おうとしていた商品を一旦棚に戻して、猫の元へ行きました。自分が外に出れば、お店から出るのでは?と思ったからです。

外に出て、自分の車の場所まで行くと、猫もついて来ます。

私はある程度覚悟を決めて、「おばさんの車に乗る?どうする?」
と猫に声をかけて助手席のドアを開けました。

すると、、何と飛び乗って来たのでした。
まるでずっとそうだったかのように、助手席で静かに座っています。

「これは、、もう保護せざるを得ない。」と言う思いと同時に、「今日の仕事、どうしよう」。

大学には急用でお休みする連絡をして、そのあとすぐにかかりつけの動物病院へ電話しました。
「初めて猫を保護しました。キャリーもなくて、今車の中に一緒にいるのですが、受診可能ですか?」

病院では「受診可能なので、連れて来て大丈夫、キャリーは私が着いたら貸すので、最初は私だけで受付に来てください」との事。ホッとしました。

病院までは車で約10分程。しかし猫は物珍しいのか、ダッシュボードの上に上がってしまい、一瞬視界を遮ったりとハラハラしましたが無事到着しました。既に通勤時間帯を外れていましたので、のんびり走れて良かったです。

病院で保護の経緯を説明、診察。
特段重篤な病気はなさそうでしたが、のちに猫エイズ陽性である事が判りました。
また獣医さんの話しでは、野良猫歴は長いのでは?と。

自宅に帰宅したらシャンプーしたかったので、病院でフロントラインを処方してもらい自宅でさす事になりました。

帰宅し、シャンプー、乾いたらフロントラインをさし空いていたケージに入れて様子を見ていました。

お腹が空いてそうだったので、缶を器に盛り出したところ、ガツガツと食べてあっと言う間に完食しました。

主人にはどう伝えてたら良いか、悩んでいました。その日の夜は飲みに行く約束で、最寄り駅で待ち合わせをしていました。
メールで「猫を保護した」と伝えましたが、、駅で会った時に開口一番「何考えてんだ!」と叱られてしまいました。。

しかし2人で帰宅し、紳一を見た瞬間から考えを変えたようで「可愛いし、いい子だなあー」と。

こうして紳一は我が家の一員になりました。
実際には保護猫サイトの情報(脱走猫情報)を確認したり、警察に届け出がないか?を確認したりしていました。

紳一はその後も定期的に通院したのですが、病院で紳一ファンがいたり、誰からも好かれる猫です。

館山に転居した後、尿管結石になり手術を経験したりと大変な日々になってしまいましたが、彼との出会いがなければ、今の保護猫達との楽しい生活もなかったです。

日ごろから他の猫達の面倒もみたりと、飼い主から見ても頭が下がる事が多い。
これからも彼の健康には注意を払い、共に生活していきたいです。

扉写真は保護した日写真。体重が3.5キロしかありませんでした。現在は6キロ弱。

これも保護した日の写真。
現在(と言うか去年ですが)の紳一。

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