ダニエルがとにかくヤバかった件。
まず、ポスターを見て欲しい。
この映画、ポスターから騙されてしまった。
ホラーだと実際本編を観て確認するまで
ホラーだとはコレっぽっちも思わなかった。
公開前の事前情報いてない時なんて、「これ、令和のモーリス?」くらいに思ってた。(このニュアンス伝われ!!)
字体もエマニエル夫人ぽいし。
改めてギャップって怖い。
この映画の最大の売りは、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子(ダニエル役)とティム・ロビンスとスーザン・サランドンの息子(ルーク役)なのかも知れないけど、そんなことは微塵も感じられなかった。2人とも恐ろしいまでの怪演でした。
話は逸れますが、若い女性がきゅんきゅんする火曜10時ドラマの「この恋あたためますか?」で2世俳優の仲野太賀と石橋静河が共演していて、2人とも劇中真面目な話をしてるのに、2人の向こうでヤクザ役がピッタリの2人の父親中野英雄と石橋凌が凄んでる様が見えたような見えなかったような……。
でもパトレック・シュワルツェネッガーもマイルズ・ロビンスはそんな気配をまるで感じさせなかったな!!マイルズ・ロビンスも父親ってよりもスーザン・サランドン似でしたし、若き日のジョニーデップやジム・キャリーみも強かった(つまりは顔芸)
本当に、2世俳優とは言えども
新たな才能のぶつかり合いでした。
イマジナリーフレンドの暴走が描かれた本作は
そんな簡単でシンプルな問題ではなく
むしろ、心の闇とか親の問題(悩み)とか
ティーンから大人になる葛藤みたいなのも見え隠れして良かった。
本作のダニエルとルークが想いを寄せるヒロインも良かった。
いつも思うのですが、このような作品のヒロインって頭も早くていつもと様子が違うのも瞬時に察知できるし、戦えるしすごい。
私だったら〜あれー?ふにゃあ?およよよ〜?
とか言ってる間に殺される。
あと、変形する時の粘土を捏ねたような
造形が良かった…。
このような素晴らしい作品作ってくれた
イライジャ・ウッドに感謝したい。
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