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極東の島国日本から、ユーラシア大陸の西の端ポルトガル🇵🇹まで留学に来ている大学生です。 …

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極東の島国日本から、ユーラシア大陸の西の端ポルトガル🇵🇹まで留学に来ている大学生です。 留学で感じたこと・思ったこと、あれこれ書いていきます。

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Bom dia! Boa tarde! Boa noite! それぞれポルトガル語でおはよう、こんにちは、こんばんはという意味です。 留学開始からもう既に2ヶ月ほど経っていて、今さら!?と思われるかもしれませんが、noteの投稿を始めてみようと思います。 インスタグラムより長い文章を書いても怒られないことと、なぜか昔から文章を書くことがそれほど苦ではないことがまず挙げられる理由です。デザインセンスは皆無に等しく、おしゃれな投稿を作ろうとすればあまりに時間がかかりすぎてしまう

    • 日本に居ないことの弊害

      このnoteは4月初めに書いたはいいものの、存在をすっかり忘れていたものです。僕と同じように海外で過ごされている方、故郷から離れて暮らされている方には特に共感していただけるかもしれません。短いのでよかったら最後までお読みください。 ポルトガルに来て、7ヶ月が経った。思っていたよりも楽しい日々を送れているし、満足していないわけではないのだが、それと同じだけの時間が日本でも経過しているということに時々寂しさを覚えることがある。 例えば、今の時期になると日本では桜が各地で満開を

      • 1日ラマダン体験

        ラマダンとはイスラム教の信仰の一環で、イスラム暦の9月にあたる1ヶ月(グレゴリウス暦とは対応しないらしい)、日の出から日没まで一切の飲み食いを断つというものだ。その狙いは、体を清めることによって改めて信仰を深めることや、自己抑制を高めることであったり、イスラム教の聖典であるコーランを今一度読み直す期間だったりもするらしい。 *このnoteはラマダンを1日だけでもやってみよう!という非常に軽い気持ちから来る体験について書いたもので、深い信仰を持たれている方々からすれば不快に映

        • 人生最高の旅 【ポルトガル,マデイラ島旅行記】

          「一生の思い出」「人生で一番」 素晴らしい言葉たちなのは百も承知なのだが、言葉に確実性を求めたいタイプの僕はこれらを今まであまり使った事がなかったと思う。どんなに楽しいことがあったとしても、どんなに美しいものに出会ったとしても、他の表現を探していたはずだ。 ただ、これから書く旅については間違いなく一生の思い出と言えるし、今までの人生で一番美しい景色に出会ったと自信を持って言う事ができる。思い出を振り返る前に、まずは一緒に行ってくれた7人の友達に心からの感謝を伝えたい。no

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          気ままな暮らし ~3月のまとめ~

          暗い、暗すぎる。 毎月のまとめを書くときは、前の月のものを見返すようにしているのだが先月2月のまとめはどうも暗すぎる。(気になる方へリンク置いときます)おそらく書いた時の気分の問題なのだろうけど、どうにも後ろ向きすぎる。新学期が始まって、勉強しなければいけないけれどもそれに向き合えていないことや、留学期間がいつの間にか半年を過ぎてしまったことへの焦りが強かったのだと思う。 それから1ヶ月経った今、焦りのようなものはほとんど消えてしまった。まあ何とかなるでしょという謎の余裕

          気ままな暮らし ~3月のまとめ~

          この期に及んで、夢の話を

          これはもう1ヶ月も前の話になるのだが、ポルトガル人の友達の一人が日本へと旅立った。彼はある武術に長けていて、国内チャンピオンにもなったことがあるぐらいの腕前の持ち主。日本語をとてもよく理解し、現地の学生がよく行くような飲み屋に連れて行ってくれたりもした。そんな彼の送別会に呼ばれて、レストランでたらふくご飯を食べ、ビールをほどほどに飲み、日本の文化や言葉について不真面目な話をひとしきりし終えた頃、会の主役である彼が集まった友人たちへスピーチをする流れになった。 最初はポルトガ

          この期に及んで、夢の話を

          出会い、別れ、焦り ~2月のまとめ~

          皆さんこんにちは。 日本では僕の大敵である花粉が蔓延り始めたとの噂を聞きました。ポルトガルにはスギ花粉はないらしいのですが、少しだけ鼻がムズムズします。もしかしたら他の花粉にもアレルギーがあるのかもと思いつつも、病は気からとも言います。ポルトガルに花粉症はないと信じ込みながら次の月も過ごしていきたいと思います。 流れる季節の真ん中でさて、この2月を振り返ると、まずは出会いと別れの月だったと感じる。日本で出会いと別れの季節と言えば3月や4月だが、ことポルトガルでは少し早く訪

          出会い、別れ、焦り ~2月のまとめ~

          日本人、誕生日祝いで肩身の狭い思いをする

          皆さんお疲れ様です。 そういえばお疲れ様ですという単語に込められた意味をそのまま訳せるような英語やポルトガル語に出会っていない。日本語のいいところでもあり、悪いところでもある「様々な意味を一つの言葉に込めることができる」という点をとてもよく表しているなと感じる。 今回のnoteを書こうと思ったきっかけも「そういえば…」と思った体験から。 突然ですが、皆さんは誰かの誕生日にどんな歌を歌ってあげますか?スティービー・ワンダーを熱唱するという人がいても僕は止めないが、大半の人

          日本人、誕生日祝いで肩身の狭い思いをする

          外から見た日本って…?

          日本を離れてから約6ヶ月。日本の食べ物は常に恋しいままだが、自炊をして美味しいものも作れるようになってきた。この前はバターチキンカレーを作ったのだが、あいにく鼻が詰まっていてあんまり味がしなかった。 そんなご飯の話は割とどうでもよくて、今回のタイトルは「外から見た日本って…?」だ。海外に居るという自分視点ではなく、僕が出会った世界の友達たちから日本はどう思われているかという話だ。 今までコインブラで多くの人に会ってきたが、会話の二言目はいつも「どこ出身なの?」がお決まりの

          外から見た日本って…?

          長い休みにまつわるエトセトラ

          理想というのはどこまでも高くなるもので、数ヶ月前の理想が現実になっている一方で、今現在の自分はさらに先の、さらに高い理想を持ってしまっているなんてこともよくある話だ。ただ僕にとって理想というのは叶えられないままいつの間にか潰えていくのがほぼ宿命のようなもので、これまで頭の中で消えていったものたちは数知れない。 さて、僕自身は理想を叶えられているのかというのが、今回の話のとっかかりなわけだが、とりあえず皆さんにはこれを最初にご覧いただこう。 これは僕が12月の中頃から始まっ

          長い休みにまつわるエトセトラ

          世界と繋がった!という感覚 ~1月のまとめ~

          皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 僕はというと、ここ2,3週間ほど若干体調が芳しくない日々を過ごしている。乾燥のせいなのか、旅行へ行った北国の寒さにやられたのか、原因はよく分からないがとりあえず症状を収めるために、異国で薬を買うという初めての体験を今し方してきたところだ。味は美味しくないが、良薬は口に苦しとも言うし(多分そういうことじゃない)、ポルトガルの薬の効力を信じるしかない。 さて今回は毎月恒例の1ヶ月の振り返りと、留学期間の半分を終え、折り返し地点に来たのでこの

          世界と繋がった!という感覚 ~1月のまとめ~

          空っぽのバスの行き先は…?

          皆さん、お久しぶりです。 noteはほぼ毎日のように読んでいて、同じように留学している人や創作に励んでいる人、生きる上でのコツを教えてくれる人生の先輩のnoteなど様々なものを読んで日々刺激をいただいているのだが、自分が書くとなるとなかなか良いテーマが思いつかない。 なのでとりあえず今回は12月の中頃に訪れたGuimarães(ギマランイス) の話でもしようかと思う。冗長にならないように細心の注意を払いながら書き進めていきたい。 ギマランイスってどこ? まずギマランイス

          空っぽのバスの行き先は…?

          学ぶことへの向き合い方 ~12月のまとめ~

          だいぶ久しぶりになってしまった。書かなければと義務感のように思ってしまうとなかなか手が進まないもので、1,2個ボツになったテーマがあった。ただ1カ月のまとめは自分の心境を整理するのにも便利なので書いていきたいと思う。 12月の前半は勉強の日々だった。近現代史や言語のテストがあり、その対策に追われていた。11月末から3週間ほど空き時間や授業後に図書館でポルトガル語のWikipediaや文法のテキストとにらめっこする毎日で、今思い返すと自分でもよく頑張っていたなと思う。その甲斐

          学ぶことへの向き合い方 ~12月のまとめ~

          リスボンダービーでBenfiquistaになりました(後編)

          このnoteは後編です。前編から読んでいただいた方がより楽しんでいただけると思うので、こちらからお読みください! さて、後編を先に見つけるというなんとも不思議な目に遭った皆さんへのご挨拶を終えたところで、本題に移りたいと思う。 前半までのベンフィカはチャンスを作るも、ゴールが決め切れないという展開。加えて前半終了間際にゴールを決められるという最悪の状況。0-1というスコアで後半に突入する。 ゴールが遠い後半… 後半6分。ここでスポルティングのDF, Gonçalo I

          リスボンダービーでBenfiquistaになりました(後編)

          リスボンダービーでBenfiquistaになりました(前編)

          これはもう1ヶ月も前の話になってしまうのだが、サッカーのリスボンダービーを現地観戦してきた。その結果、見事に魅了されてしまいSLベンフィカのサポーター、通称Benfiquistaになってしまったのが、今回はそんな試合について書いてみたいと思う。 リスボンダービーとは? サッカーをあまり観た事がないという方にも楽しんで読んでいただきたいので少し説明すると、ダービーとは同じ街や、何かゆかりのある街を拠点とするチーム同士が戦う試合のことを指す言葉だ。今回の場合はリスボンを拠点と

          リスボンダービーでBenfiquistaになりました(前編)

          10月のクローンのようなひと月 ~11月のまとめ~

          少し久しぶりの投稿になってしまった。このところ月曜日に控えた近現代史のテスト勉強に忙殺されていて、なかなかまとまった時間が取れずにいたのだという言い訳をさせてほしい。このnoteを更新するよりも、サラザールが作り上げた独裁政権についてせっせとWikipediaを読み漁るのに時間を使ってしまっていた。おかげで「反共産主義」とか「権威主義」などといった物騒なポルトガル語ばかり覚えてしまっているのだが、これはまた別の話だ。 実は今書いているものはテイク2で、一度書き上げた1500

          10月のクローンのようなひと月 ~11月のまとめ~