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彷徨うおっさん66 少子化の世を生きる考え(3/7) すぐに解決しない少子化問題 慌てず対処する
前回は、これから歳を取っていくおっさん達(40代ぐらいかな)が、少子化をどうとらえたらいいかについて、おっさんの概要的な私見①~③を述べた。
今回は、では捉えた上でどうしたらよいか、前回の①~③のうち、①直ぐに解決する問題ではないと知るべし に対して詳述したい。
<①直ぐに解決する問題ではないと知るべし>
さて、小さなトライを続けつつじっくりと答えを出そうとするスタンスが最良と述べたが、具体的にどうするのか。以下のような出来ることをやるだけでも良いと思う。
・小さく生きる
おっさんの親世代は大量生産大量消費、右肩上がりで経済最優先の時代であったように思う。一方現代は、テクノロジーの発展、エコロジーの思想、経済の衰退などによって、物質的豊かさを求めるばかりが正解ではなくなったように思う。
ならば質素に生きることや、あるもので楽しむことを模索することで、先細りの時代に対応する楽しみとすれば良い。
そうすることで、小さなことで満足できるようになり、家族や子供が居なかろうと、大金持ちでなかろうと幸せになれると思う。
・自分なりの生き甲斐を優先する
現在の若者の方が長けているように思うが、生き甲斐を感じられないことはオミットして良いと思う。現に子育てでお金が必要な人たちはいきなりは厳しい話なので徐々にだが、仕事も家庭も、不必要なことは可能な限りやめて、生き甲斐の模索を続けると良いと思う。
生き甲斐と言っても、いきなり仕事を辞めたり、必ずしも仕事内容と結びつける必要性はまったくない。ちゃっかり禄をはみ、出世欲に駆られた人など、感情を揺らしてくるモノは遠ざけ、例えば仕事中にも自習するなど、ずる賢く、強かに自分の時間を確保するで良いと思う。
その活動から得られた人間らしい何かこそ、生き方に悩む現代人全てにとって必要なものになっていくと思う。
・積み上げられるものを積み上げる
確かな人脈でもいい。書き物でもいい。エンタメの消費でもいい。子育ての経験でもいい。仕事がそうであればそれも良い。生の語れる経験を、自分の関わっている範囲で自分なりに積み上げることである。
また、成功体験にこだわらなくて良い。失敗でかまわない。
また、積み上げるのは必ずしも好きなことでなくて良い。
自分の今の経験を無意味と切り捨てるのではなく、なんでも良いので、後にアウトプットできるように準備できれば良い。全ては未来への肥やしになる。
但し、現世利益だけに拘ると苦しくなるので、何に化けるか、どう役に立つかはあまり考えず、期待もしないことである。あくまでその積み上げは、自分なりの生き甲斐でしかない。よってそう思えるような物を優先して探せばいい。
・逃げまくる
生き甲斐なんてない、積み上げるのも今の自分には無理だと思うのであれば、一先ず逃げまくればいい。
うんざりするような現実でも、理論上どこかの道は未来の歴史につながっている。その先はさらに悲惨な未来かもしれないが、立ち止まるよりはいくらかマシかもしれない。
だが厳しい叱責や暴言が降りかかってくるならば既に緊急事態である。上司は勿論、妻や子であろうと、まともに向き合わずに一旦逃げた方がいい。
逃げる一手で相手は変わる。動揺することもあれば、怒りは何も生まないのだと理解してくれることもある。
とはいえ逃げると言っても、何もかも打ち捨てるのではなく、とにかくサラリーマンとして金だけは貰っておく。
何年かして部署が変われば、或いは子供がちょっと大きくなれば、その時にためていたお金を使ってまた何かができることもある。
また、流石に逃げ続けるわけにもいかないかもしれない。だから、考えたり手は打つ。誰かに誠実に頼るのもアリだ。
でも逃げるしかないなら、一先ずは逃げればいい。立ち止まるよりも全然いい。
・やってはいけないのは
出来ることからやればよい、逃げて良いと言っても、やってはいけないことはある。
一つは他の論考でも何度も繰り返してきたが、依存的な何かや、誤ったお手軽なメソッドではなかろうか。
占いやスピリチュアル。物事を都合よく捉える癖をつけてしまう思考やメソッド。堂々たる白旗は良いが、自己正当化などの迷惑な逃げや、立場を失うだけの愚かな転身は行わない。
また、これしかないと思い詰めること。無理に前向きになって誤魔化すこと。自称成功者の言うようなマインドセットとやらを試みまくることもまた危ない。
※ かくもすぐに解決しない問題なので、年金がどうとか、国家の存亡がどうとか、自身に子供がいようといまいと、表面的なことで騒がないことである。
その時代に合ったコンパクトな生き方で凌ぎつつ、嘆いてお手軽な方法に騙されず、遠い未来を信じて、ひたすら積み重ねることが、縮小する時代にあって全ての人に良い生き甲斐になると、おっさんは思う。
次回に続く
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