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窓際のおっさん38 会社に逆らうとしたら基準はどこからか?(2/5)被害者でい続ける必要はない 線引きを意識せよ

 前回は会社との関係性に線引きをしないことによる問題点と「うまくやって」が口癖の、線引きができない上司とのやり取りで蛮行が放置されたという体験談を述べた(長くて分かりづらかったと思うが)。

今回はその続きと、結論を述べたいと思う。

<そもそも線引きしない人も居るが、それだけは良くない 続き>


②グダグダと問題解決にならない対話

 面談中、話は平行線だった。Tにご機嫌取りをすればよかったのか、とりあえずお詫びでも入れればよかったのか、逐一奴の指摘に反応してオドオドして見せればよかったのか。どれも馬鹿馬鹿しい。どうせ機嫌は治らんさ。

 以後、にっちもさっちも行かないので、おっさんはTと関わる業務は全カット、書類決済も無視し続けた。結果、上司とTは、裏で屁理屈ごねて、おっさんが関わらなくても業務が回る形にし、本件は終了した(初めからそうしてくれ)。

 事態終結後1か月ぐらいして、同上司が、急におっさんが一人の時を見計らって声をかけてきた。最初はグダグダと世間話などを繰り返すが、要件を促すと、本件についての想いを吐露してきた。

 上司
「いや~俺もさ、悪いとは思っていたんだよ。でも、もうちょっとコンゾーくんが歩み寄ってさ、処理して欲しかったっていう気持ちもあったし。せめて仕事はさ、確認して判子押して、T君の机に置いておくぐらいはさ~。

 まあ会社なんだから、こういう事もあるけれど、一応担当なんだから責任をもって仕事をしてもらわないとさ~。」

おっさん
線引きもせずに責任ですか?取りようがないでしょう。こっちは無け無しの責任感で上司さんに腹を割って相談したのに、対応がないじゃないですか。
 写真の一件以前からもTが、なにかにつけて私に難癖つけたり、O先輩もTの言いなりになって、私との間を調整するどころか、Tの言うとおりにしろみたいな雰囲気出してましたよね? どっち向いて仕事してるんですか?」

上司
「O君も手いっぱいだからさ~、コンゾー君のほうでも負担してフォローしてもらわないと。」

おっさん
「なんで年齢が一回りも上の二人に、下っ端の私が一方的にフォローするんですか? 特にTは、他の部署に聴いてもみんなが問題職員だと言ってましたし、それは上司さんも知っていたと思うんですよね?
 
 Tのあの態度では、負担がどうこう以前に仕事が破綻するんですよ。

 まあ確かに形だけ書類を書いて、彼の机においておけば済むかもしれませんけどね。そういう仕事をしたって、奴が好き勝手に難癖つけるだけですよ?
 何度も言いますが、どこかで線を引いてもらわないと困るんです。

 多少ならこっちも受け止めますけどね、あなたがT中心で物を考えるあまりに、いい加減、組織の私への対応もおかしくなってきたでしょう?
 その心ぼそさとか、不信感とか分かりますかね?
 
 ちゃんとボーダーを決めず、無制限に従順さばかり求めるんだったら、私なんぞCでもバツでもくれて他所飛ばしてくれていいんですよ。代わりに従順なバイトでも入れたら、よっぽど回るんじゃないんですかね。」

上司
「う~ん。。。そういうのはさ~、組織っていうのは人間関係だからさ~。。。」

おっさん「線を引きましょうよ。それが正しい人間関係のあり方でしょう。」


③ 線を引かない限りは、結局一番弱い被害者個人が全部それを請け負うことになる 

上司「。。。もうちょっとそこは、コンゾー君にも考えてもらいたいな。」

おっさん
「で、過去奴に関わったみんなは、一方的に負担を押し付けられて拗ねるか、Tと喧嘩分かれしてるじゃないですか。」

上司
「う~ん。。。まあ、そこはさ、仕事なんだからもっと色々な方法あると思うよ? 俺だって若いころはずっと我慢してきたし。」

おっさん
「色々って。。。いつも具体的じゃないんですよ。我慢してとにかく大人になれってことですよね? するとTが無制限につけあがる。それは何年も見てきたでしょう?

 もう話が終わらないので、本当に私がダメだと思うなら、Cでもバツでもつけて他所に飛ばしてくださいよ。このまま何年も一緒だとこっちも困っちゃうんで、もうTとは関わらせないでください。」

 前回からの続きで、極端な例ではある(※いつもおっさんは極端な体験を引き合いに出す、しかもリアルな会話パートが長過ぎて、流石に読者ついてきていないと思うが、とりあえず今日は試みで書くことにする) 

 例えばこのように問題者がいて、どんなに長い議論をしても線引きがなされない組織や上司は存在する。被害者に全部の負担が行き、辞めたり喧嘩別れの人がおっさん以外にも複数出ている。


 この上司も口ぶりから察するに、若いころから線引きが曖昧で、今や結局何もできない、部下に負担を押し付けるだけの不幸な人になっているように思う。 

早めに線を引くことを覚えないと、社会に負債をばら撒く一方だ


 長話だったが、次回からはどう線を引くか(会社に逆らう基準自体)も論考していく。だが前提としてまず、人や組織との間に一線を引くという概念をきちんと意識して理解したほうが良いだろうと言うことで、長いエピソードを2回にわたって事例をお伝えした。

次回に続く

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