「JUnit実践入門」を読んだ

ちょっと執筆週間取り戻したいということでnoteで技術ブログ書いていくことにしました。
ゆるくやっていきます。
今日は「JUnit実践入門」の読書メモ。

オススメしたい人

・ユニットテストってそもそもなんぞや?な人
 誰でも最初はユニットテストそのものがわからなかったり、何が良いのかわからなかったりすると思うんですけど、そういう人にとってユニットテストの使い方を学ぶ最初の1冊として十分使える内容かなと思います。

・既にユニットテストを書いてるけどもレベルを上げたい人
 テスト観点から、テストコードの書き方まで具体的なところに言及されているので既にある程度実践している人にとってはすぐ使える考え方やテクニックを学べる本かとは思います。内容としてはJUnit(Java)が取り上げられていますが、他の言語のユニットテストにも通用する部分は多くあります。

本の内容

【Part 1 JUnit入門】
第1章 JUnitチュートリアル
第2章 ユニットテスト
第3章 テスティングフレームワーク
【Part 2 第2部 JUnitの機能と拡張】
第4章 アサーション
第5章 テストランナー
第6章 テストのコンテキスト
第7章 テストフィクスチャ
第8章 パラメータ化テスト
第9章 ルール
第10章 カテゴリ化テスト
【Part 3 ユニットテストの活用と実践】
第11章 テストダブル
第12章 データベースのテスト
第13章 Androidのテスト
第14章 コードカバレッジ
【Part 4 開発プロセスの改善】
第15章 継続的テスト
第16章 テスト駆動開発
第17章 振舞駆動開発
【Part 5 演習問題】
第18章 ベーシックなテスト
第19章 アサーションとフィクスチャ
第20章 テストダブルの活用

目次はこんな感じです。

ざっと書くと、
・ユニットテストとかテスティングフレームワークの説明
・テストの仕組み、書き方、動かし方を実コード、コマンド添えながら説明
・DBやAndroidなど込み入った事例の紹介
・テストを用いた開発プロセスの改善
・実際の問題で考え方などの復習
という流れです。

初学者の方は、Part1-2を読めばユニットテストの仕組み、動かし方、メリットがわかって「ちょっと書いてみようかな」と思えるレベルにはなると思います。分厚い本なのでまずはそれぐらいにとどめて実践を優先するというのもアリだと思います。

既に実践されている方は、Part2-3あたりを読んで細かいテクニックできになる部分を見つけるのがメインになるんじゃ無いかなと思います。綺麗な書き方や便利なオプション、テクニックが紹介されているのでかなり即効性があると思います。Part4の内容は実現すればかなり有用だと思うのですが、チームが絡む話にもなるので一応頭には入れておくけど、というぐらいかなと思います。

まとめ

という具合に、初学者にとっても既に多少テストを書いている人にとってもそれなりに学びのある本だと思います。
読む際の注意点としては、分厚くて内容が盛り沢山なので最初から全て抑えるのは難しそうという点でしょうか。
最終的には細かいテクニックまで学べる本だとは思いますが、実践のペース居合わせないと頭でっかちになりかねないかなと思います。
ざっとユニットテストの概念を抑えたら必ず実践もするというのがこの書籍の良い使い方じゃ無いかなと個人的には思います。

テスト関連を学ぶならばはじめて学ぶ「ソフトウェアのテスト技法」なんかもなかなか良い本じゃないかなと思います。


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