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初めての北海道旅行・初めて尽くし!お気に入り写真を使ってずらずらと(これでも超抜粋版)

北海道一人旅、昆活がメインだけど、写真はそれにこだわらず、心が動いたらすべて撮る。

ざっと、お気に入りの写真を撮った順に並べてみる。あなたのお口に合うかどうか。

一般受けしそうなのを厳選しようかと思ったけど、主観重視でやはり選ぶ。

なお、食べ物については、別途まとめる。


釧路編

初日 カモメ

小雨も降り気温はまさかの10度前後。

手がやや悴みながらもまだ使い始めて1ヶ月ちょっとのOM-1で意外と簡単に撮れた1枚。セグロカモメ。

セグロカモメの飛翔

2日目 釧路湿原の西側、世界三大夕日

歩いている分には心地よくは感じられるひんやりした空気の中、虫を見ると心躍る。

美しいと思ったガガンボ。

今日手に入れた『ハエハンドブック』をめくりながら、コシボソガガンボ科の一種かとあたりをつける。

ウエストのくびれと艶っぽい体表にセクシーさを感じたか。

初めて見る鳥。ノビタキのようだ。

次に撮った首を傾げた写真の方が実はお気に入り。それは記事にしたので以下を。


カッコウも撮れてうれしかったが、写りはいまいち。上の記事には写真を載せた。

そして、キタキツネ。

写真としては証拠程度だが、このときの心のときめきは、胸に刻み込みたい。

現段階では未同定の蛾。

大きく写したら美しかった。

一気に視界が開けたサテライト展望台からの景色。

釧路湿原のはずが、ここはアフリカのサバンナ!そんな気持ちになった。

この写真だけでどこまで伝わるかどうか…。

ここを去りがたく、双眼鏡で眺めていたら、2羽の白い鳥が飛んで来るのが視界に入る。

やがて大地に降り立つ。

ん?セグロカモメ??ではないよな???

そのままいてくれと祈りながら、ものすごい距離があるので、300mmレンズに2倍テレコンをつけ35mm判換算1200mmにして撮影。

やはりタンチョウだ!

このあと条件を変えていろいろ撮ったが、写真としての出来はともかく、思入れとしてはまずはこのファーストショット。

これも映りは悪いが、タンチョウ2羽とはっきりわかる写真(のトリミング。サイズが大きすぎて元の画像はアップロード3回失敗)。

肉眼に近い25mm(35mm判換算50mm)で撮るとこんな感じ。

画面の真ん中あたりにいるの…見えないでしょ。高性能な双眼鏡ヒノデ 6x21-U1でも違和感のある白い点くらい。

18時50分の釧路。

シャッター切っただけだけど、デジタルのイタズラ。正しくは、

それでも10度だけどな!

世界三大夕日にチャレンジも…。

ちょっとタイミングが遅れてしまったのだが、この左で中国人観光客が撮っていて、相乗りさせてもらった。

3日目 釧路湿原の東側

目覚めてカーテンを開けると、濃霧。すぐ着替えて、外に撮りに行く。

昼は一気に気温上昇。

ぶちゅッとな。

チャイロオオイシアブかな。

美しいコガネムシ。

まわりはフンだらけ。未同定。

細岡展望台。昨日のサテライト展望台に続いて、またサバンナ!といった趣。

双眼鏡で眺めていたら、あれ?

あ、キタキツネ!?

300mmレンズに1.4倍テレコンつけて420mm(35mm判換算840mm)。あ、キツネじゃない!シカだ!エゾシカか!!

しばらく眺めていたら…カヌーがやって来た。

どうするのかなと見ていたら…

どうもしない、眺めているだけ。

実際に撮ったものを小さくしてここに出した。

だいぶ後になって気づいた。トリミングしたもの、何頭見える?

肉眼に近いとこんな感じ。

超望遠レンズ、高性能双眼鏡、いかんなく威力を発揮。

めちゃ遠くには、2つの群れがあった。写真としては残念過ぎるがやむを得ない。こちらは大きい方の群れ。

ノロッコ号。

この中に虫は何匹見える?

ヤマキマダラヒカゲはわかりやすいが、アオジョウカイは困難だろう。

答え⇒ https://x.com/konton57/status/1801561466002358720

ゴマケンモン。

釧路湿原の東側に行く電車は、ノロッコ号は4両だったが、通常車両は1両編成であること、衝撃受けた。

根室からの電車もだが。

帯広へ。

14時近く、また霧。

帯広編

初日 釧路より

つい2日前は10度切った気温を体験してたんですけど。

どうやってあそこに飛行機を。

2日目 緑ヶ丘公園

レンタルサイクルを利用。小回りの利く折りたたみ自転車で、折りたたむことはなかったが、7段変速ギアで超快適だった。

釧路湿原にもいた進撃の外来種、セイヨウオオマルハナバチ。

碁盤の目のように道路が作られていて、非常にわかりやすい帯広駅前。緑ヶ丘公園から公園大通を通して駅を臨む。300mmレンズで撮影。

JRは斜めに走っているので、駅を基点にするとちょっとわかりづらいところも。

この緑ヶ丘公園の野草園が思った以上に広く、良くも悪くも外出時間の大半をここで過ごすことに。

シジュウカラがすぐ近くの木の洞で営巣。

アカゲラがまさかの超至近距離。

このときなんて、近すぎて300mmレンズの視界に入れるのがやっと。

アカゲラが地面に降り立つところを初めて見る。

ノカンゾウの花に複数いた。シマアオカスミカメというようだ。美しいカメムシ。臭くないから。全然。もっと愛でてくれよ、頼むから。

うちのほうでは飛び去ってしまったマガモ。

セイヨウオオマルハナバチかと思ったら違った。

エゾオオマルハナバチのようだ。北海道に来てエゾという名がつく生物に出会えるのは、うれしさが倍増する。

小用を足すべくいったん野草園を出て、帰ってきたところ。中年夫婦が写真を撮っていたのでご一緒させてもらう。

キビタキですねえ。どこですか?と場所も教えてもらう。これもまさかの至近距離。

キビタキはうちの近くのB公園でもGWちょっと前から、毎年のようにさえずりは聞くが、こんなにまともに撮れたの初めて。

飛び回って、なかなか止まってくれないウスバシロチョウが御開帳。#300ミリレンズ最近接 で。

マジか。

公園内には、リスを見たら手を振って(おお、あいさつかと思ったら)あっちへ行くようにしてください、エサを与えないでくださいという看板が複数設置されていた。

今回の北海道旅行でエゾリスはついに見られなかったのは、数少ない心残りの一つ。エゾリスを見るならば、この緑ヶ丘公園は狙い目のようだ。

3日目 札幌へ

札幌へ。

朝の気温。

この1両編成では行きませんので、念のため。

特急おおぞらで。また霧だよ。

霧のため列車は4分くらい遅れたが、飛行機の接続が絡む南千歳駅までは1分遅れくらいにリカバリーしていた。

んが、終点札幌直前でまた減速、3分遅れくらいで着いた。正直、運転手さんが気を抜いたとしか思えない。森林公園に行く接続、間に合うはずのものが、駅の登り階段も含めて走ったが目の前で行ってしまった。

札幌編

初日 野幌森林公園

次の電車まで約15分。

私は断じて撮り鉄ではないのだが(息子と違ってぜんぜん鉄道分からんし)、私としては物珍しい数々の電車の写真を撮る。

現在、名探偵コナンとコラボ。そういえば今年の映画が五稜郭が舞台だった。見ておけばよかった。

快速エアポート、そっか、札幌から新千歳空港まで電車で1本で行かれるのか、知らなかった!(ふつう、事前に調べているものだが、この時点で、帰りどこの空港から羽田または成田に行くか考えていない)

森林公園駅から歩いて野幌森林公園へ。

北海道に来たからこそ見られる虫であるとのちに何種類かが判明する中、これがスーパーヒット(だった)。

マイマイカブリかと思ったら…

マイマイカブリ自体、ガラス戸越しでしか見たことないので超興奮してたら、なんとこれは、オオルリオサムシとのこと。


このツイッターでのやり取りしている間、野幌森林公園内の自然ふれあい交流館におじゃまし、3時間以上?館の人に話相手になってもらっていた。

撮った写真の昆虫と植物の同定作業を二人でしていて、私がこれはエゾマイマイカブリと興奮していたところ、上のようなクプクプさんからそれをさらに上回る興奮を分かち合ったのだった。

この間、外はけっこうな雨が降っていたので、ちょうど雨宿りにもなった。

帰りのバスもあるので、名残惜しくも気持ち少し早く帰ることに。

大沢口から出たものの、バス停の位置がわからず、いったん引き返し、やっぱりこれでいいとまたとんぼ返りしたところ、ん?ニホントカゲかカナヘビの幼体?ん?ん?

うわぁぁぁぁぁぁぁ!

さっき、交流館でウーパールーパー状態から育てたという1年目、3年目も見ていた、エゾサンショウウオ、天然!!

#300ミリレンズ最近接

正面からの顔が…

可愛すぎる!

ノコノコ出てきたのは、雨が降ったおかげだろう。それに、バス停まで迷わなかったら、この出会いはなかった!

あらゆる偶然が重なり、見られた貴重な瞬間。

こんなにちっちゃいのよ。ちなみに私は手が小さい方(微妙にコンプレックス)。

交流館でも写真は撮らせてもらったが、室内のせいか、質感、色合いがいまいちで不満だったが、もうこれで大満足。

元気でね。

左手は、湿地跡という感じで、雨が降れば水たまりが連なるような感じだった。

2日目 野幌森林公園・北海道大学

午後から雨予報のため、午前で切り上げ、午後は北海道大学の生協でランチという計画。あとは雨の状態次第で街をブラブラ作戦。

初日は森林公園駅まで電車で行って、そこから歩いたが、今回は新札幌駅まで電車で行き、そこからバスで森林公園入口へ。

昨日入った道、入り口はめっちゃ脇道のマイナーなところだったことが判明。

広い階段を上っていくと、いきなりエゾサンショウウオの干からびた死体と思われるものに出くわす。

ちょっと凹むな。

お、オツネントンボ?ホソミオツネントンボ?同定ポイント、忘れたな。家に帰ってから調べる。とりあえず撮っておく。

 調べたところ、ホソミオツネントンボは、北海道ではほぼ見られず、この場所では見られないものでした。よってオツネントンボで確定。

アカゲラ。

偶然ショット。

北海道に来てからは初めて見るタイプのトンボ。

モイワサナエでした。藻岩山もいわやまから名を取っているとのこと。

帰りは開拓村のバス停から。

なんかレンズについていると思ったら…このあとは恐怖しかなかった。どこにいるかわからないヒグマも怖いが、こちらは今そこにある危機。

これな。

北大キャンパスへ。

広すぎた(笑)。国際基督教大学ICUも広くて緑豊かだけど(隣は野川公園だし)、その比ではなかった。

上の写真、「北海道自然公園」と勝手に名付けて、こういうところだよと行ったことない人に説明しても、だれも疑わないだろう。

キャンパス内は柳の花の綿がやたら飛んでいた。

中央食堂探すのも難儀。自転車で移動している学生も多かった。

腹ごなしした後、ホテルまで歩くことに。

ウケた。

夜は初日に続き、夜ご飯と翌日用の朝ご飯を買い出しへ。

すすきのの入り口の薬局。

あかひげの名を使っていいのか…。精力系のことばかり宣伝文句が書いてあった。

夜のすすきの編はまた別途。

3日目 野幌森林公園

午前から昼過ぎまでは、野幌森林公園の新規ルート、下見的に行き、午後から函館へ。

立命館慶祥中学・高校へのJR北海道バスが今年の4月から廃止されており(スクールバスに特化した模様)、最寄りのバス停からがおそろしいほど遠くなっていた。

もみじ台団地からトド山口まで歩いたと言ったら、地元の人にはわかってもらえることだろう。

そんな困難を経て。

アオジョウカイの合体。メスがどこへ行こうともオスは肝心の場所をホールド。後背位バックでがっちり。

北海道メロンのクリームソーダは、媚薬ですか?

撮影のために左手を空けるべくちょっと置いたら、次から次へと飛んできて、

あっという間に4Pにまで発展!

ヤマキマダラヒカゲのオス(のはず)の吸水。

函館へ。

函館編

初日 世界三大夜景

駅前はホテルばかりで、釧路を大きくしたような駅前の雰囲気。

漁港のある都市がどうも好きなような気がする。小樽も行きたかったのだが。

下の写真を撮ったのが18時45分。

2分半後。

写真は写偽。撮った方向やそのときに映っているものの明るさの濃淡で、自動調整した結果、見た目とだいぶ違うものになることがある。まあ、ヒトの目も明るさを自動調整してくれてるんだけどね。

19時19分。函館山へ夜景見に行くぞ。

なんか、小さい山というか丘が見える。まさかあれが函館山じゃないよな。

あとで知るが、函館山でした…。これは望遠ではなく肉眼に近い見え味の25mm(35mm判換算50mm)で撮っている。見た目的にも、ビックリするくらい、すぐ、そこ!なのだ。

市電に乗って最寄りの十字街で降りる。20時2分前切った。

ロープウェイの中から20時17分。

乗客のざっと半分以上(どころではなく8~9割くらい?)は中国人観光客。

冬場のイルミネーション等には、正直、そこまでは惹かれないこの私が、ひょー、ひゃあ、わぁと心の中で感嘆符を連発した。

この海岸の曲線美もいいんだよなあ。

もう夢中になって、同じようなの何枚も撮っちゃったよ。

あとで振り返ってみて、やはり肉眼に近いとされる25mm(35mm判換算50mm)で撮ったのが自分の中ではグッとくるようだ。

最後に特にお気に入りの2枚を。連続で見てほしい。

街に巨大自販機が出現。

一切のトリックを使っていない。撮ったまま。

何が起きた?わかった、もしくは、こうかな、あるいは、降参という人はコメント欄に。

2日目 函館山

市電の待ち時間が長いようなら歩いて行こうと思ったが、すぐ来た。

北風小僧じゃない「カン」太郎。

赤信号で止まるところがふつうの電車じゃないのよね。

札幌のはまた違うタイプだったが、いずれにせよ、信号機は対大雪仕様ね。

昨日予習してあるから、道順は余裕。

引いて撮ってるので小さく見えるが、実際はもっと大きく見える。

ここも名探偵コナンとコラボ。QRコードの印字してあるチケットにもコナンのことが書いてあった。

今日はロープウェイには乗らずに、行きも帰りも徒歩。

やるやつ(やったことあるやつ)がいる(いた)んだな。もちろん冬に。

山頂までゆっくり進む。いろんな虫や鳥が俺の進軍を阻む。

あ、あの鳴き声は…

ついにとらえた憧れのシマエナガさん。

まあ、写真は残念な感じだが。鳴き声だけでなく、姿が見られただけでも、撮れただけでも良しとしよう。

山を登りつつ、海が見えるというのは初めての体験だ。思いのほかテンション上がる。そんな自分にも驚く。

昨日夜景で見た景色を太陽光の元で見る。

この比較もしてみたかった。

6倍双眼鏡でどこがどこなのだがじっくり観察。

なるほどぉ、あそこが函館駅なのか!北斗が見える!

APAホテル発見。

駅前ロータリー。

函館空港だぜ。ずっと右の先。

市電も見えた。

帰りは90mmマクロレンズ縛りで下山することに。

いきなりシマエナガが現れ、思いっきり後悔。

アカスジカメムシだ!ほとんど見たことないんだよね。アップ画像はまた別の記事で出そう。

ん?昼行性の蛾か?と追っていたら、けっこうガチ目の外国人西洋人カップルもやってきて、相乗り。

”butterfly” と聞いてきたので「バタフライ」と答えておいた。

蝶と蛾を区別するのは日本だけ?ってことだったし、でも、蛾って英語でなんて言うんだっけ?ととっさに出てこなくて。

「モスラ!」と背中越しに言ったが通じなかった。”moth”だったと気づいたのは、下山してからだったか💦

カメラはキャノンを使っていた。彼らもかなりゆっくり歩いていたが、私の歩みはそれを上回ったというか下回ってというのか、もっとゆっくり。抜きつ抜かれつつ、気がつくと、彼らはずっと先に行った。

予想通り、行きより帰りの方が虫に出会える。虫はまた別途まとめるとして、90mmマクロレンズ縛りを解除する事態が。

鳥を撮っているおばさんの近くでキビタキが鳴いていたので、話しかけた。
「キビタキは撮ったので…」ということで、あまり話も弾まずそのまま私は降りた。

ヘアピンカーブを降りても、美しいさえずりがしつこく聞こえるので、ふと顔を上げると、嘘だろ、そのすぐそこの電線の上で鳴いてるの!?

え、しかもキビタキじゃない!

ってことは!!

双眼鏡を覗き、確信。

90mmマクロレンズは小鳥を撮るには向かないので、いきなり縛りを限定解除。300mmレンズへ。

電線の上からはいなくなってしまったが、撮れた!

オオルリ!ベストな1枚をトリミング。

オオルリ、姿を見たのはおそらく10何年ぶり。20年ぶりに近いかな。まともに撮れたのは初めて。感無量。

さっきのおばさんが近づいてきた。

「キビタキだと思ったのオオルリでしたよ」
「えええ、いいなあ。オオルリ撮りに来てたのに!」

今度はいろいろ話が進む。

函館在住でほかの地域は(ほとんど?)行ったことないという。孫からもらったブローチ、一部なくしてしまい、それを探しながら降りているということだった。

「このカエルのような鳴き声は何ですかね」
「これはエゾハルゼミです。私も数日前に調べて知ったところですが。やっぱりカエルに聞こえますよね」
「あ、やっぱりセミなのね。誰も聞ける人がいなくて。教えてくれてありがとう」

しばらくいっしょに探したが、けっきょく姿は二度と見えず。私は先に下山した。鳴いている方がわからなくて、と言っていて、確かに鳴き声が聞こえても明後日の方向を向いていた。耳の聞こえが左右で異なってしまっているのだと思う。明日は我が身だからなあ。

1合目も過ぎ、道路を行く。なんか道間違えたっぽいが、まあ、まだ時間はあるし、すべての道はつながっているだろう。

また思いがけず偶然が幸運をもたらすセレンディピティ

なんか飛んでいく姿がムクドリそのものだが、あきらかに違う鳥がいる!

足をどう見ても黄色くない。俺が知っているムクドリじゃない。とりあえず撮っておく。もちろん300mmレンズだ。

シチュエーション的にもエサを咥えているのが親鳥で、右は幼鳥だろう。

何枚も撮っておいた。

調べたらコムクドリで、やはり北のほうでないと見られない鳥であった。ムクドリっぽかったのも誤認ではなかった。

こういううちのまわりでは見られない生き物を見るたび、北海道に来てよかったと心から思う。

あ、今書きながらもしやと思ったが、右は幼鳥ではなく、メス?

やはり道は間違えていたが、全ての道はローマに通ず。いや、駅前に通ずる。ロープウェイの乗り場が見えるから、どこに行くべきか簡単にわかるので助かる。昼間だしね。

市電を待つようなら函館駅まで歩くことも考えたが、もうすぐ見えるところに。むしろ信号しだいで乗り遅れるのではないかと焦るくらいだった。

さらば函館。来年、この時期、必ず2泊3日で来ると固く誓い、新札幌へ。

新札幌編

初日 作戦会議

新札幌駅に着いたのは20時半過ぎ。

出来てまだ1年たたないホテルで、めちゃ綺麗。滞在時間が短いのが残念過ぎる。そこはホテル編で。

明日、野幌森林公園にどの経路で入るか、どのような時間で帰るか再考。バスの時刻表、バス停の位置も全て確認。明日の最終日、夜ご飯をどうするか迄も考える。

2日目 4度目の野幌森林公園

北海道に来て初めて見た高積雲。どんよりした雲がそれまで多かったんだよね。このあとまたすぐにどんよりしたけど。

昨夜の作戦会議で悩んだ挙句、一昨日の下見同様、けっきょくもみじ台団地で降りて、立命館慶祥中学・高校の前まで歩くことにした。

バス停を降りてから、ちょっと今日はここから行って見ようと少しだけ経路を変えたら、またラッキーが。

家の跡地であろう、凄まじい雑草、園芸植物ぼうぼうの土地に、でっかい白蝶来たあ!

憧れのオオモンシロチョウか!と思ったら、違う。

肉眼では見えなかったオレンジの模様が謎だが、あとで調べたらエゾシロチョウだった!やった!とにかくデカかった。

北大の中央食堂前の木でも白い大きなチョウが複数跳び回っていたが、あれもそうだったのかもしれない。全然止まってくれず、狙いはしたのだが、あきらめたのだった。ウスバシロチョウかな?とも思ってしまったので。違和感はあった。

道に迷いそうだったので元の道に戻り、トド山口を目指す。

途中、アリに襲われているケラにも出くわす。それはまた別途。

やっとの思いで入り口につくと、一昨日もあったのかもしれないが、こんなテープまで張ってある。マジかよ。

あくまで一般車両通行禁止であって、徒歩でのきけん立ち入り禁止はないよな?

ここまで来て引き返すのは泣いちゃう、ない。行く。

あでやかな毛虫。

調べたところ、タケカレハの幼虫、この模様は山地性。平地で山地性の生き物が見られるのが北海道の魅力♪

毒ありだった。まあ、触る気もないけど。歩いていて、知らぬうちに触れちゃうとヤバいよね。だから暑くても長袖羽織ってるんだけど。

ちなみに北海道、寒かったのは最初の2日だけです。釧路以外も夜になるとちょっとひんやりするってのはあったけど。

似たのがいるんだよな、これ。現段階で未同定。

おお!トラ色のマルハナバチの仲間!

沼があったよ。のぞき込むと、オタマジャクシが蜘蛛の子を散らすように?逃げる。

なにガエルのオタマだろうと何枚か写真を撮っているうちに、あれ?

ウーパールーパー状態のやつ!

エゾサンショウウオの幼体かい!?今初めて気づいたが、目の横向いた感じがそっくりじゃないか。

またアカゲラ!

そして折り返し地点に到着。

クマゲラ営巣地。

一昨日、下見に来たときに後ろから来たおじさんにここに行けば1時間くらい粘れば撮れるよと教わった。

1時間も粘るつもりはないが、すぐにここをたつ気にもなれず。

撮っている人に話を聞いたところ、ヒナは3羽いて、この日の午前中だったかに1羽巣立ったという。あと数日で3羽とも巣立つのではないかと。結局見られなかったけど、ギリギリのタイミングではあったのだな。

アカゲラは今まで見た通算回数をこの北海道で凌駕したけど、クマゲラは未見。そういう意味ではもう少し粘っても良かったかも。

まあ、あまり時間もないので折り返す。

美しいさえずり。クマゲラの巣の場所を教えてくれた先に行った中年夫婦が止まって探している。

私の方が先に見つけた。

今度は私が場所を教える番。旦那さんの方はすぐわかってくれた。かつて、鳥の場所を教わったとき、教え方慣れているなと思ったものだが、私も教えるのいつの間にか同じレベルに達していた。

オオルリ君。それにしてもやはり日の出の双眼鏡素晴らしい。

池のあるところで、行きには全く見られなかったトンボが乱舞している。ちょっと距離もあるし、皆さん、なかなか止まらないのでまあいいか、行くかと思ったそのとき、目の前に、いと艶やかなブルーの縞々のイトトンボ!

初めて見る!

これがまたなかなか止まってくれない。こりゃオスだなと思いつつ、追いかける。そうっと。

見失う。

また見つかる。

そんなことを繰り返しているうち、別個体だったかもしれないが、止まってくれた!

記念のファーストショット。

調べたところこれはエゾイトトンボだった。またエゾだぜ。

また美しい毛虫。

ヨシカレハの幼虫のようだ。タケカレハの幼虫同様、実は毒ありだった。触る気もないけど。

勘弁してほしい。毛虫に擬態するな!

足がかゆいので、左足を上げて、書いていたら、なんか臭う。

左の靴の裏を見たら、いつの間に!ウンがついた!!

これを電車や飛行機に持ち込むわけにはいかないので、近くにこすりつける。

ナニモノのフンを踏んづけたかなあ。まったく自覚がなかった。

その10秒後。

その10秒後。

その6秒後。

モテモテだぜ。

彼女らにはこれがいい匂いなんだろうな。それにしても美しい構造色。惚れるぜ。

またオサムシ!

エゾアカガネオサムシ?

行き先や動きがウグイスっぽいけど、地鳴きが濁っていなくて澄んでいる小鳥を追うと、

やっぱりウグイス…ではない!

ムシクイの仲間。違いのわかる男になりたい。

なにかの鳥の巣。

大きかったからカラスかな。ハシボソガラス。もう空っぽい。

ねじまき鳥の鳴き声すると思ったらやっぱりコゲラ。

コゲラ、北海道で唯一見た。なんか逆に新鮮。いるんだ、と思って。うちのまわりでは一番いる(住宅地にもいる)キツツキ。

札幌の昆虫』を見ると、どうも緑の大きい方がサッポロフキバッタのメスの成虫っぽい。翅はないの?右は幼虫。

あ、フキバッタ。フキの葉が好きだからフキバッタなのか!

シデムシが寝技を決めにいっているように見えた。性的同意は取れていないようにも見えたが、やがてメスは受け入れたようにも見えた。

人間界の狭い価値観ではかってはいかんのだ。

追い越していくスクールバスを恨めしい目で見る。乗せてほしい…。JR北海道のフリーパスを持っているのに…。この路線、今年の4月1日からスクールバス専用になったみたいなんだよな。恨めしや。

マジで恋する5秒前!?

シロツメクサが赤く染まっているのが美しく気になる。

新札幌から南千歳の一駅だけ特急で行き(エアポートでも行けるが確実にゆったり座りたかった)、新千歳空港行き待ち。

味があったので思わず撮影。水は蛇口をひねってみたが、上下でなかった。

同じく南千歳駅のホームから。

白樺シラカバだよね?

あとは飛行機に乗って、成田に行きました。飛行機編にそこは書きたいなと。

さらば北海道。

心の底から堪能した。

接してくれた北海道の人はみんな親切で優しくていい人だった。

このカーブを曲がり切ってから一気に加速、離陸。飛行機は超高いアトラクションだと思った。

他の記事も続々更新予定。以下をちょくちょくチェックしてくれよな。


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