虫嫌いを克服させる千本ノック 33本目 セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂)・働きバチ第一世代
一昨日、またファミレスにランチしに行く前にこのヤブガラシのところに寄る。
未だに花が咲いているヤブガラシはここでしか見ていない。まあ、そんなあちこち出かけているわけでもないのだが。
午前はずっと雨で、午後2時になっても朝の予報ほど気温は上がらなかった。雨上がりで気温上昇した場合は、虫の観察日和になって楽しいのだが、はたしてどうかとあまり期待はしていなかった。
はたして…ヤブガラシ・ドリンクバー、閑散としていた…やっぱり…。
あ、ミツバチ。ま、これは想定内。にしてもあんまりいない。ま、これも想定内。
と、そこへアシナガバチ登場。いえーい。
ヤブガラシの蜜を吸いに来ているのか、獲物を探しているのか、どうも中途半端な飛び方。見た目ちょっとイモムシっぽいところに近づいては離れてを何度か繰り返していた。
こいつ、狩り初心者じゃね?
またどこかに行ってしまった。
写真の記録は最初に撮ったのが二ホンミツバチで14時4分、次にハエ、その次にナミテントウ幼虫で7分、また二ホンミツバチで9分。
その次に撮ったアシナガバチ・ファーストショットがこれで
14時12分。
撮っているときは、今度こそフタモンアシナガバチ?と思った。フタモンアシナガバチ、うちのまわりでは全く見たことがなくて、そもそもいままでトータルで数回しか見たことないと思う。
フタモンアシナガバチではないよなと違和感を覚えながら撮っていて、そのうち登場したコアシナガバチを見て、あ、やっぱりセグロアシナガバチかと思うようになった。
ひとことでいうと、ちっちゃかったのよ。
春先のアシナガバチやスズメバチは、すべて女王バチで、みんな大きい。
でっかい女王バチを見慣れた後に働きバチを見ると、「ちっちぇ」というちょっとしたガッカリ感が来る。
アシナガバチもスズメバチも種類によって模様が違い、それで区別できるのだが、サイズでも判断しているので、女王バチから働きバチに置き換わっていくタイミングでは、サイズの違いから、瞬間的に別種と思ってしまうことがちょくちょくある。この時期の面白さでもある。
というわけで、ここに現れたのはセグロアシナガバチの働きバチ、それも第一世代と断定。女王が手塩にかけて育てた最初の娘。
最後の写真が16分。
途中、コアシナガバチの写真も撮っている。
撮っているときにおばあさんにも話しかけられた。植物の名前を聞かれたので答えたら「よく見ますね、これ」と言って、去りながら「ヤブガラシ、ヤブガラシ」と唱えていた。
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