見出し画像

虫嫌いを克服させる千本ノック 42本目 オオアカマエアツバ(大赤前厚翅蛾)

昨日の土曜日、ランチから帰ってくると職場の裏の外階段のすぐ近くの壁の下の方に、蛾がいた。

ん?またこの前のシナチクノメイガかな?

ファーストショット。

ん?翅の後ろの方の縁取りがない。こりゃ違うな。

少しずつ近づいて、あと2枚撮ったが、まあ、あまり差がない。

あ、そうか、液晶ファインダーのぞきながら撮るから、やや上から目線になってしまうのだな。いかんせん、地面にかなり近いところなので。これでもしゃがんで撮っているのだが、後ろを通る通行人はガン無視して。

バリアングル利用して、さらにカメラを下の方にして、なるべく正面から、それももう少し近づけて撮る。

まずまずだなと。本当はもっと何枚も撮っておきたかったが、いかんせん仕事に戻らなければならないので。

23時頃職場を出た時には、もういなくなっていた。

家に帰ってから『くらべてわかる蛾』で調べる。

調べている途中で、あ、しまった、何分で検索終了するか時間測ればよかったと思いつくが、後の祭り。

第一感、ヤガ科かなあと思ってパラパラめくるがそれっぽいのに辿り着かず、この前みたいにツトガ科かもと前の方に戻る。

遠くからパッと見たとき、ん?またシナチクノメイガ?と思ったからその近くも見てみる。

あ、シナチクノメイガの上に出ているアワノメイガが波模様似ている?

うーんしかし、横一線の白いラインがない。

それに、触角がこれ極端に短いよな…。しかし、こんな触角の短い蛾なんているの??

なんかウルトラマンの怪獣でこんな感じなのがいたようないなかったような…。

もう一度夜蛾ヤガのページを丹念に探す。ヤガ科がチョウ目で一番多いんだが。

あ、P103、模様といい、色合いといい、ニセアカマエアツバが似ている!しかし、ニセかよっ!とちょっとひっかかる。

ニセアカマエアツバでググると、やはりというべきか「みんなでつくる日本産蛾類図鑑」がヒット。

アカマエアツバ、オオアカマエアツバに似るが、本種はすじが鮮明で太い。

http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Herminiinae/Simplicia_xanthoma.html

アカマエアツバ、オオアカマエアツバも調べなくては。

Simplicia属一覧からそれぞれのページを見たが、ぶっちゃけ、ようわからん。

そもそも、触角だと思っていたところが触角じゃなかった!変な触角だなとは思ってたんだけどね!

もう一度『くらべてわかる蛾』を見ると、ニセアカマエアツバのすぐ左横に、翅の色はもっと茶色っぽいけどオオアカマエアツバが出ているではないか。さらにニセアカマエアツバは《下唇鬚が左右に広がる》、オオアカマエアツバは《下唇鬚が左右で並行》と出ている(この場合、漢字表記は平行では?)。

もう一度画像出すけど、

これは平行ってやつだよ!(数学的な平行ではないからやっぱり並んでいくの並行か?)

まだアカマエアツバとの違いがわからんが、「みんなでつくる日本産蛾類図鑑」ではアカマエアツバは画像が1枚しか出ていないし、『くらべてわかる蛾』にも出ていないので、オオアカマエアツバで決定だ!
(違っていたら指摘していただけると助かります)

ところで、さっき、別件でネットで調べものしてたらこんなの出てきた。

頭部にあって鼻のように見える部分を下唇鬚(かしんしゅ)といいます。匂いを感じ取ったり複眼(大きく見える目は小さな目の集まり)を掃除したりするそうです。

 下唇鬚が発達している蛾はヤガ科のアツバ亜科やクルマアツバ亜科に属する蛾とキバガ科・和名にキバガとつく蛾に見られます。

http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/blog-entry-67.html

うむ、今度からこのウルトラマンの怪獣で見たことあるような鼻みたいな形下唇鬚を見たら、ヤガ科のアツバ亜科、クルマアツバ亜科から探そう。

くらべてわかる蛾』にはページごとに亜科まで分類出てからね。ページの外側の縦の部分、なんていうのか知らないけど、下の画像のような感じね。

いやあ、ほんと便利。

サポートありがとうございます。いただいたサポートは記事の充実のための費用にあてがいます。