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虫嫌いを克服させる千本ノック 40本目 シナチクノメイガ(支那竹野螟蛾)

昨日はなんとなく、虫の知らせで?いや、虫の知らせとは悪い意味だ、よい意味で、何か撮れるかなと思って通勤のおともに90mmマクロレンズつけてカメラを肩にかけた。

ランチタイムは不発だったものの、思わぬ出会いがあったのは帰りだ。

職場最寄り駅のホームに出る階段を上りきる直前の壁に、いた。

フラッシュなしでいけたが、翅はもっと明るい色だった。

けっこう小さくて、1円玉よりも小さいくらい。定規はないので、左の人差し指を横に置いて撮ろうとしたら、触ってしまったのか、逃げられた。60mmマクロだと簡単にできることも、90mmマクロだとちょっとつらい。手乗りはもちろん、指や1円玉との記念撮影も、カメラと被写体を離さないと全部が写らず、それをさらに片手で撮るのがちょっと大変なのだ。

先週月曜に6月19日に出版されたばかりの(私の入手したのは20日)『くらべてわかる蛾』でさっそく電車内で調べる。この1週間の通勤のおともでもあるのだ。

ヤガから調べたが、あれ、該当なし。この本に出てないほどレアな蛾なわけがない。

あ、この触角が後ろに流れた感じ、他の種でも見たことあるな、科が違うんだなと、一番後ろのヤガ科から前に戻っていく。

あれ、ない、あれ、ないとやや焦りが頂点に達し始めたころ、あった!

P39、右下。

15~18mm⇒あってる
本州⇒あってる
低⇒あってる
タケ類⇒そうなんだ…この近く竹あったかな、駅の反対側にありそうだな、あ、職場側もこの前ニイニイゼミ鳴いてた神社にあるかな…
2021年日本初記録の外来種⇒そうなのぉ?東急リバブルのCM風になっちゃうよ

オスメス両方写真が出ているが、見た瞬間、色合い的に、メスだな、と。しかし、私の撮った写真の色合いをそのまま当てはめるとオスだ。明るい色のオスもいると書いてあるので、やっぱりオスなのかもしれないが、雌雄は不明だ。

それよりなにより「シナチクノメイガ」でググったらまだたったの約152件しかヒットしない。入ってきたばかりとはいえ、いくらなんでもそんなに珍しい種なわけがない。

ツイッターで同じく「シナチクノメイガ」で検索したら、出てくる蛾像はどれも似たようなものばかりで、やっぱりシナチクノメイガであっているなと確信持てる。どうやら去年からやたら増えていらしい。それならば納得である。

数日したら、この記事が「シナチクノメイガ」で検索した時、Googleのトップの方に出るのではないかな?そして、その検索順位がどんどん下がっていって圏外になった時、かなり認知が広がったということになるだろう。バラハタマバチのときのように。

バラハタマバチ、一応、23件目に出てきた。画像だともっと先に出る。

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