過去イチの「プロジェクトX」
『これは、かっちょ良いオジサンたちの奮闘を記録した物語である』
自分がナレーターなら、こんな言葉で番組をスタートさせたと思います。
「プロジェクトX~挑戦者たち~」という番組がNHK総合テレビで毎週土曜日19:30から放送されています。中島みゆきさんの名曲「新・地上の星」がオープニングで流れ、名ナレーター田口トモロヲさんの独特な語り口で番組が進行します。私が大好きな番組の一つです。
11月16日(土)に放送されたのはスケートボードを世の中に広めようとする方々の物語でした。私の中では今までの放送の中で一番心に響いた物語でした。
「頂点へ、日陰者たちの逆転劇」
という題名で始まります。今回の主役は若かりし頃にスケートボード(以下、スケボー)をこよなく愛していたオジサンたちです。この方々がスケボーに熱中していた青年時代は「街の邪魔者」「社会の底辺にある遊び」など、とにかく悪いイメージしかなかったようです。そして、1990年代前半にスケボー人気が凋落していき、過去のブームとして忘れ去られようとしていました。
そこから時は経ち1995年頃になって、かつてスケボーに熱中していたオジサンたちが立ち上がりました。
『ヤンチャ者の遊びからスポーツに』
をモットーに掲げて、世の中にスケボーを広めようと奮闘します。「嫌われ者のイメージを変えたい」「ブームで終わらせない」という想いで、1から手作りで全国にスケボーのクリーンなイメージを植え付け始めました。
その活動の中で生まれたのが、東京五輪とパリ五輪の金メダリスト堀米雄斗選手だったそうです。きっと皆さんの中にも「競技としてのスケボー」を知るきっかけになった選手の1人だと思います。
私の中で印象的なのは、スケボーの競技よりもオリンピック中継での瀬尻稜(せじりりょう)さんの名解説?名言?が耳に残っています。
『ビッタビタ』
『ゴン攻め』
『鬼ヤベェ』
極め付けは
『彼、スケボー上手いっすよねー』
などなど。オリンピックに出場する位だから、上手いに決まってますよね(笑)
ただ驚いた事に、スケボーがオリンピック競技に決定した時、奮闘してきたオジサンたちは困惑したそうです。
『スケボーがオリンピック競技というのは違和感があり過ぎて、どこに接点があるのか理解できない。カッコいい技を決めて自分を表現してナンボの世界であって、点数を気にしたり順位をつける世界ではない。ただ、知名度を高くするためにはやれる事は何でもやろう!』
と覚悟を決めたそうです。
そして今では、ショッピングモールでちびっ子達のスケボー大会が開催されるくらいに世の中にスケボーが広がりました。
この番組を見終わって、私もスケボーにチャレンジしてみようかな?と思ってしまいました。
新しい刺激を受けたところで、
「今日も新しい事にチャレンジして自分史上最高に生き切ろう」
最後まで読んで頂きまして、感謝致します。
次回の投稿も、良かったら覗いてみて下さい。
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