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パリ五輪、アメリカの分析と可能性


こんばんわ(´Д`)
さて、ここからはグループBの国々の分析となっていきます。


それでは早速ですが、グループBの表を見て行きましょう!

グループB

パッと見は、ザンビアが餌食になるような想像ができますよねw
しかし、以前にザンビアはドイツを負かした事もあったのです!(´▽`)
とは言え、やはり米・豪・独というのはそれなりの選手と力を持っていますので、この3国に絞られるというのが必然的な予想ではないでしょうか。



アメリカを分析する前に…

まずはアメリカの歴史を見る必要がある!


アメリカの女子サッカーの歴史を知らないと、アメリカの怖さを知る事は出来ません!なので簡単に説明していきましょう。



女子ワールドカップの歴代入賞国一覧
五輪女子サッカーの歴代入賞国一覧


この表を比べて見てわかるのは、五輪女子サッカー競技はワールドカップが初開催された後に正式に採用されておりますよね。
女子サッカーの歴史は、男子と比べれば歴史は浅いです。
女子Wカップで35年、五輪女子サッカーで30年という所でしょうか(´Д`)

この一覧の優勝国を見れば、アメリカ女子サッカーがいかに強いかってのがよくわかります!Wカップで優勝すれば五輪でも優勝し、Wカップで優勝できなくても五輪で優勝し返してくるという、とにかく優勝経験が切れないという過去を持つ恐ろしいチームなんです。

そのWカップ初開催で優勝をかっさらったアメリカですが、アメリカが先頭を走り続けるために牽引してきた選手がおるわけです。


左から、クリスティン・リリー、ミア・ハム、アビー・ワンバック、カーリー・ロイド、ミーガン・ラピノー。

リリーとミアの2人は、アメリカを牽引した第一世代と言えましょう!
そこにワンバックが途中で加入し、ミアが2004年に引退をし、その後にカーリーロイドや、ラピノーが加わって行きます!

リリーが2010年に引退し、そこでアレックスモーガンが加わってきます。
記憶に残ってる方はわかると思いますが、日本が優勝した時にはすでにアメリカは第二世代へと移行している訳ですね。
その筆頭がワンバック!日本の澤穂希と戦ってきたアメリカのスーパースターなんです。

これは一部の人達がそう感じてるのではないかと思いますが、女子サッカーの歴史も浅く、現在YouTubeに存在する動画においてもアメリカの第一世代の情報はほぼ無いと言って良いでしょう。ですので、今の第二世代に当たる選手達を「第一世代」と感じる人達が多いのではないかと思います(´Д`)

実際はリリーが引退した2010年からは、間違いなく第二世代の選手達によってアメリカは牽引されてきたと言ってもいいでしょうね。
そして、現在のアメリカはもう第三世代に入っているんですよね!

この優勝経験を持ったアメリカの偉大な選手達が、強いチームに仕立て上げそしてイズムを継承させて来たわけです。
まさしく「優勝主義」。アメリカは強くなければならない!決して2,3位に甘んじてはならんと口酸っぱく言われ続けてきたのでしょう。

そのタスキが常に次世代へ受け継がれているチームがアメリカなのです!



それでは、現在のアメリカの第三世代の選手達を見て行きましょう(´ー`)



ディフェンダー陣

左からキーパーのアリッサ・ミケーレ・ネーハー、DFのクリスタル・アリシア・スーブリエ、DFのエミリー・アン・フォックス

キーパーのネーハー、ボクが1つだけ言い切れる事があります。

ネーハーは、世界一の鉄壁のキーパーです!


実は、ネーハーは36歳と現在のチームでは最年長者なのです。
ですので第二世代と言っても良い年齢なのですが、その第二世代を牽引したキーパーはホープ・ソロという選手がいました。
ネーハーがようやく選手として呼ばれたのは2019のWカップからです。
なので、第二世代後半から第三世代にまたがる選手であります。

彼女の守護力には毎回脱帽させられます。とりわけPK戦においては恐ろしいほどコースを読んできます!彼女のお陰で勝利した試合はいくつもあるでしょうね(´ー`)

DFのダンですが、足も速いので戻りも早い!
第二世代後半での彼女のディフェンスの活躍は著しいものがありました!
もう1人、ジュリー・アーツという最高のディフェンダーが居たのですが、彼女は去年に現役引退をしてしまいました。32歳とまだまだ活躍できるはずなのですが、家庭に時間を注ぎたいような話もありましたね(´ー`)

フォックスは第三世代の若手選手。攻撃的なディフェンダーでもあり、自分でもボールを運んでエリア外からでもシュートを打って来ます。とても期待値の高い選手ですね。


ミッドフィルダー陣

左から、エミリー・アン・ソネット、リンゼイ・ミシェル・ホーラン

ソネットは… 割愛しますw

リンジーことホランね。この第三世代を牽引するキャプテンでもあります!
キャプテンの素質が彼女には備わっています。試合を観てればわかりますよ。「この子、キャプテンで間違いないな!」と、そう感じますからw

責任感の強さや、チームを鼓舞する表情が前面に出ています。
リンジーが中盤の司令塔。彼女が上手く橋渡しをしますが、最前線でもヘディングは強いし、ミドルシュートも強烈!体も大きいしフィジカルも強い。
ただ、転び方はカッコ悪いことが多いw


フォワード陣

左から、トリニティ・レイン・モイヤー・ロッドマン、リン・ウィリアムズ、ジェディン・リース・ショー、ソフィア・オリビア・スミス、マロリー・ダイアン・スワンソン、アレクサンドラ・モーガン・カラスコ。

もうねぇ、このアメリカのFW陣を見るだけで吐き気しますよw
強烈なんですよ!どの国も、チームに1人か2人居れば良いような選手が前線だけでこれだけ居るんですから、たまったもんじゃないね(;´Д`)

ロッドマンは言わずと知れた、バスケットのロッドマンの娘ね(´ー`)
彼女は右ウイングから斬り込んできますが、21歳と若いし速いし、父親譲りの運動神経があるので非常に有望!リンとはポジションがかぶっており、先発起用はフレッシュなロッドマンの方が多いね。

そしてショー。彼女が今の超若手の有望株ですね!
19歳なんですが、もう出来上がってるんです。あとは代表経験を多くさせて行くだけで、彼女が第三世代を引っ張って行く選手になるのは間違いありません。雰囲気は長谷川唯選手のいるマンCのハディーシャ・ショウに似てますかね。体も大きいしパワーも凄い!

ソフィアスミス!彼女の有望さは去年のWカップ開始前の予想でも伝えていた訳ですが、Wカップでは期待に応えられるプレーが少なかった…
挙句の果てには、スウェーデン戦でのPKを外して自信を失ったようにも思えた。だが、今季のNWSLでの試合ではポートランド所属だが、本来の彼女の力を発揮している!やっぱさすがだなって思うほどキレがあり、彼女が得点の鍵である事は間違いない!

ほんでマロリー・スワンソンこと、マロリーピュー
実は彼女は、怪我でWカップを出られなかったんだよ。その間にMLBのカブスのスワンソンという選手と結婚をして名前が変わった。
彼女が第三世代の点取り屋の走りで、その後にスミスが来て、怪我で1年ほど休んでる間にスミスが名前を売って行ったわけですよ!そこにショーがやってきたわけですねw  スワンソン25歳、スミス23歳、ショー19歳だぜ!

隙あらば自分のポジションが奪われるほど、アメリカってのは有望な女子サッカー選手がゴロゴロ居るんです!決して国がデカいとか人口が多いとかだけでは片づけられない。やはりそれなりの根拠を持つ育成機関が存在してると言う事だろう。


そして最後にアレックス・モーガン
彼女が唯一残る、第二世代の最後のレジェンド! ボクはそう思ってる!
ワンバック、カーリー、ラピノー、モーガン、この4人が第二世代を築き、最強のアメリカを引き継いできた。

そんな先輩達がモーガンを最前線で自由に解き放ったんだ!
「モーガン、好きなだけ暴れなさい!」そんなことを言って可愛がられながら、モーガンが躍動していったのではないかと推測するボク(´ω`)

最前線で一番輝くモーガンをボクは何度も目にしている!
そんな彼女も今は34歳。東京五輪を機にカーリーが引退し、去年のWカップを機にラピノーが引退した。第二世代で残るはモーガン1人となったんだ…
でも彼女はスパイクを脱ぐつもりはない!と語ってる。

もしも、彼女が引退をすれば、リンジーホラン率いる第三世代へと完全にシフトする。正直、モーガンも厳しいのかな~なんて思ったりもしたが、Wカップ後からNWSLの試合も何度か観るが、彼女の居るサンディエゴウェーブは非常に強い!モーガンのプレーを観ても「やっぱ居なきゃダメだな」って思わせるほどのプレーなんだ!モーガンのスキルをボクは認める(´ー`)
最高のプレイヤーである事は間違いない!



そんなアメリカがパリ五輪で優勝できるのか?



第三世代にほぼシフトしたとしても、これだけの選手が存在するアメリカ。
当然、優勝するチームの候補には入って来るんです!

入っては来るんですがっ…


五輪の過去成績を見てもらえばわかるが、

2016年からの2大会においては、優勝どころか準優勝さえ逃している
2019年のWカップでは優勝をかっさらいましたが、2023年ではスウェーデンに負けてベスト4にも入れなかった。

何が言いたいかというと、アメリカは明らかに衰退しているという事。
結果を見れば衰退、ただ世界中の成長を見ればアメリカが横這いであったとしても、他所の国がアメリカを上回ったという事になるでしょう。

直近だけで言えば、5年間は非常に悪い状況にあるんですね。
東京五輪ではカーリーロイドの最後の大会だったのですが、ある意味、世代交代が遅過ぎたのか?と言われれば無きにしもあらず…

今、アメリカが優勝という結果を残してるのは、中南米カリブ海サッカー連盟の主催する大会と、自国開催のシービリーブスカップ、それは南米のブラジルも招待されてますが、とりわけ相性の良い国々で構成されており優勝の確率も極めて高い!それなのに、以前と比べても勝負はどっこいどっこいになり始めている。

現在のアメリカの個々の選手を見ても、何1つ申し分はないのだが、試合内容だけを見ると非常に険しい試合でもある。
これが、欧州諸国が混ざる大会になると、第二世代の走りの頃と比べた時には勝利に対する安心感というのは、まず得られないかな…(;´Д`)

冷や冷やしながら観戦するw  そんな感じが強くあると思いますよ。


まずはグループBという予選を勝ち抜く必要があるので、ここにおいては間違いなく抜けるでしょう!とは言いたいが、1位通過するかはなんとも言えない。オーストラリアも今はめちゃくちゃ力を付けてますからね。ドイツもやっぱり侮れない。ドイツは男女とも尻を叩かれてるような状況なので、どうしてもこのパリ五輪では結果を出したいと思ってるはず!

なので、アメリカの予選通過は8割以上の期待はあるものの、決勝トーナメント進出した先は、まったくもって今のボクにも予想しかねる状況だ。

仮の話ですが、仮にスペインが予選または決勝トーナメントの初っ端で負けが決まった場合、やはりアメリカの優勝の確率はかなり上がると思う!
あくまでも今の漠然とした推測だ。イメージだね(´Д`)
と同時に、フランスにも優勝の確率がグンと上がると思っている。

スペイン・フランス・アメリカってのが、現段階の直近の調子などを含めても、優勝に一番近いチームなのかなって感じてはいます_(._.)_


アメリカは、それだけの期待もあるが、それだけの予想外な展開が起こりえるチームでもあるんです。
今のアメリカは強いっちゃ強いが、まだ情緒不安定でもある(´Д`)


このパリ五輪だけで言うと、アレックス・モーガンの最後の五輪になりそうな気もしますが、そんなアメリカの第二世代最後の選手ことモーガンの活躍が観れる事をボクは一番望んでおります。
ボクは、アレックス・モーガンが大好きなんです(●´ω`●)


とりわけ一番好きな所は、




ゆったり走る時に、手が幽霊みたいになる所w


手首から先をタラ~ンとして、ゆったり走る姿が大好きなんです。
そんな34歳が可愛いでもある💗

皆さんも、気にかけて観てください。  タラ~ンとしてますから。手が(´ー`)


そんなアメリカですが、歴史ある最強の国である、という事がお分かり頂けたならば幸いです。

ということで、次はザンビアの分析と行きましょうかね(´ω`*)



                    ほんじゃまた ( ´Д`)ノ~バイバイ

腰のサポートはコルセットよりも、 ウェイトリフティング用ベルトが一番安心するね (´ー`)