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河野大臣に関する批判の検証

Twitter上での河野大臣の人気は目を見張るものがあります。しかし、批判もよく見受けられるのも確かです。 今回のnoteではそのうちの幾つかをピックアップします。前回ブロックについてはまとめましたので、こちらの記事をお読みください。

今回は、脱原発のことと、「次の質問をどうぞ」についてのことです。

👉脱原発に関して河野太郎はブレている➡︎❌

河野大臣は、脱原発を主張するなど自民党内の異端児と言われていましたが、閣僚入りしてからはそのような主張を曲げた、ブレブレじゃないか、というものです。しかし、それは誤りです。

そもそも、閣僚入りした時点で、内閣の方針に従わなければ内閣不一致になってしまいます。

>国務大臣は、行政事務を分担します。そして、閣内では、様々な議論が行われますが、内閣として決定したことに連帯責任を負います。 内閣が青と決めたことに対して、閣僚が赤と発言すれば、閣内不一致ということになり、国会で内閣の責任が問われます。 私が最初に行革大臣として入閣をする時に言われたのは、「このことをよく理解して発言、行動するように。脱原発は河野太郎が総理・総裁になった時にやればよい。そのためには、まず、異端児、変わり者と言われてきた河野太郎が、閣僚として仕事がきちんとできるということを、証明してみろ。」脱原発以外にも、年金改革や社会保障改革などいろいろと主張してきたのですが。閣僚としては、政府の決定に反する発言はできませんが、過去の私のブログを読んでいただければ、政治家河野太郎の考えは、よく理解していただけるでしょう。

去年の防衛大臣時代のブログからです。

河野大臣のお考えは変わっていません。自分の政策を通すのは、総理になってから、そのために今は担当の仕事をこなす、ということです。

👉次の質問どうぞ➡︎なぜこのような発言に至ったかのプロセスはご存知ですか?

河野大臣はこの件に関しては謝罪されています。

>ご批判は二つあります。
一つは質問への答え方が悪い、あるいは質問を無視しているというご批判、もう一つは説明責任を果たしていないというご批判です。
まず最初のご批判については、お詫びして、しっかりと改めます。

>それでも記者には質問する権利がありますから会見で質問が出るのは構わないのですが、11日の記者会見では、その質問には答えられませんという意味で「次の質問をどうぞ」と答えたのです。せめていつものように「お答えは差し控えます」と答えるべきでした。

しかし、このように前々から何度も何度も何度も大臣は説明されてきました。

>日露の条約交渉に関しては、国会でも一貫して答えを差し控えさせていただいています。
また、記者会見でもそれまで累次にわたり、日露交渉に関する質問をされてもなにもお答えできませんということを申し上げて来ました。
例えば11月20日の記者会見では冒頭に「国会答弁、聞いていただいていたかと思いますが、日露の交渉に関して、政府側の方針あるいは考え方というのは申し上げるわけにはいきませんので、それについては差し控えたいと思います。」と申し上げて記者会見をスタートさせ、日露関係についての質問がいくつかありましたが、「お答えは差し控えます」で通させていただきました。
12月4日の記者会見では、「これから日露で平和条約の交渉を加速化しようという首脳同士の合意がございましたので、これから交渉が始まるわけでございます。政府としては、政府の考え方は交渉の場できちんと相手に伝える、交渉の場以外で様々なことを申し上げれば、当然、相手側からそれに対する反応を引き出すことにもなり、交渉に資することにならないと考えておりますので、交渉の場以外で政府の考え方を申し上げるのは、差し控えるというのが政府の方針でございます。」と、記者会見の中でこの件で答えを差し控える理由を説明しました。

>もちろん、時機がきたらしっかりと丁寧にご説明することは言うまでもありません。説明責任を果たしていない、ダンマリを決めこんでけしからんというご批判があることは承知していますが、現時点で日露の交渉に影響が出かねないことについて発言は差し控えているということをご理解いただきたいと思います。

これは河野大臣が無礼なのでしょうか?マスコミ側、記者側の態度は褒められたものでしたか?河野大臣は質問を無視し続けたのですか?違いますよね。

このような背景事情についてもきちんと知った上での批判をどうぞ。

良く知りもしないのに罵詈雑言を浴びせるのは良くないと思います。

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