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新刊のお知らせ
来たる一月十九日、此瀬 朔真および月浜定点観測所は新たな本を上梓します。
タイトルは『祝祭/夏の橋』です。
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あらすじ
祝祭
そしてまた、光の庭の季節が来る。
恋人の志信を事故で失った夏帆。喪失感に苛まれ、彼の痕跡を追うように北へ旅する。束の間の交流、烏瓜の灯り、光の庭。あらゆるものに志信の面影を探す夏帆に、銀河鉄道は舞い降りる。
そこに乗っていたのは志信だった。
彼は語る。夏帆に伝えられなかった自分の罪を。
夏の橋
このくそ暑い橋の上で待ち合わせとか親友が抜かすからおとなしく待ってたのに、なんでおまえそんなぼろぼろなわけ? 第一志望の会社に受かったって嬉しそうに出てったのに、なんで?
俺に何ができる? おまえのしあわせのために、俺は、何をしてやれる?
――北上と水沢、二人のひと夏の彷徨。
試し読み
祝祭
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夏の橋
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ページ数、価格、販売場所など
全136ページ
文庫(A6)サイズ
イベント頒布価格一〇〇〇円
文学フリマ京都9にて初売り
ブース【か-19】にてお待ちしております
以降、他イベントおよび通信販売にて販売予定
各話初出
本書は、以下の作品を加筆・修正し再構成したものです。
祝祭
『月浜定点観測所記録集 第一巻』収録
二〇一九年発表
夏の橋
文学フリマ岩手開催記念アンソロジー『イーハトーヴの夢列車 二号車』収録
二〇一八年発表
表紙について
活版印刷とデザインの工房を営む「まんまる〇」さまにお願いしました。
用紙はマーメイド 153kg 紺、銀インクの活版印刷による表紙です。
「イメージカラーは青と銀。夜空と銀河、川と水飛沫の色。
どちらの作品にもベースに宮沢賢治と「銀河鉄道の夜」のイメージがある。
シリアスでシンプル。余計な装飾は省き、紙と活版印刷の美しさを最大限に引き出す。」
というイメージで制作をお願いしました。
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私の本の表紙が世界で一番綺麗。
というわけで、真冬の京都で初お目見えの青い本です。
よろしくお願いいたします。
此瀬 朔真