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8月31日

月曜日、大学時代の友人のひとりが、緑に囲まれたホスピスの部屋で息を引き取りました。
数日前、インターネット越しの彼女の顔は、すやすやと眠っているように見えました。彼女を悩ましていた痛みも、便秘も、吐き気もなくなった、安らかな顔。

「もう半分くらい天国に行っているのかもしれない」

と、その時、ホスビスに行っていた同級生が言いました。そうかもしれない、と私も思いました。

それからずっと、彼女のことが頭から離れませんでした。
とても頭のいい女性でした。大学卒業後、ジャーナリストとしてキャリアをスタート、ニューヨークの大学院で博士号を取得、米国で働きながら子育てもして。2年前にがんの診断を受けてからも仕事を続け、つい最近コロナ禍がひどくなるまで働いていました。才能に溢れ、責任感の強い、愛情深い人でした。

彼女はこの世界で必要とされていたのに。神様、なぜですか?

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月曜日は、2ヶ月間続いたクラウドファンディングの最終日でもありました。第一目標を達成した後に掲げたネクストゴールは、私たちにとって相当ストレッチした目標でした。

最終日もありがたいことにたくさんの方が寄付してくださいました。それでもまだ、目標に届きません。結果は手放すつもりでしたが、果たして目標達成できるのかな、と少し心配になりました。そう思われた方が他にもいらしたかもしれません。実際、早々にご支援くださった方が、再びご寄付くださったり、もう本当に言葉に表せないくらい、ありがたかったです。目標が達成できたのは、残り時間わずか30分ほどの本当にギリギリのタイミングでした。

そして、クラウドファンディングが終了して間もなく、彼女は旅立って行きました。

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最後の数時間、私は彼女の存在をより強く感じていました。

クラウドファンディングが心配でなかったといえば嘘になります。でも、祈るとき、浮かんでくるのは彼女のことでした。

「彼女の魂が平安でありますように」

会うといつも、ARUNのことを気にかけてくれて、今どうしているかを聞かれました。病床にありながら、今回のクラウドファンディングも支援してくれました。もしかしたら、目標の達成をいまか今かと待ち続ける私たちの横で、彼女も私たちを見守ってくれていたのかもしれません。やっぱり、心配で、無事達成したのを見届けてから、天国に向かったのかな。

応援どうもありがとう!!!

プロジェクトはいよいよこれからが本番です。彼女にきちんと説明できる仕事をしていきたいと思います。

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クラウドファンディング「コロナ禍でも世界はひとつ。途上国の社会起業家にエールを!」 https://readyfor.jp/projects/arun2020

ビジネスコンペティション CSIチャレンジ3 https://aruncsi.com(英語)/https://aruncsi.com/jp/index.html(日本語)


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