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ブーランジェって知ってる?パン職人になる方法をご紹介!



パン屋さんの前を通るとパンの焼けるこうばしい香りに惹かれてついふらふらとお店に引き
込まれるなんていう経験は有りませんか?お店に入ってみると色んな種類のパンがお店にな
らんで、ワクワクする世界が広がってたりします。こんな世界を作り出せるのがブーラン
ジェです。

ブーランジェとは
ブーランジェ(Boulanjer)はフランス語で
パン職人のことです。ちなみに女性のパン職人はブーランジェール(Boulangère)です。パン屋のことはブーランジェリー(Boulangerie)といいます。フランスでは生地作りから焼き上げまで全ての作業をやっているパン屋でないと、このブーランジェリーの看板は出せません。

ブーランジェの仕事内容
ブーランジェの仕事とはパン職人の仕事ということになります。
■材料について
パンを作るのに必要な材料は主に小麦粉、イースト、塩、水です。パンの種類によってはこれに砂糖、油脂類(バターやショートニングなど)、卵などが加わります。ミキサーという機械を使って生地をこねます。材料の中のイーストは菌類と言われる生物です。そのものは目では見えないほどの微細なものですが生き物ですから、適した環境下では増え呼吸もします。このイーストの力を利用してパンは膨らむのです。これがパン生地の発酵です。
■作業の流れ
この後の作業について簡単に手順を追って説明します。①作りたいパンの大きさにあわせて分割します。②作りたいパンの形に合わせて成型します。③再び発酵させて生地を膨らませます。④オーブンで焼きます。

■重要なポイント
パン職人の仕事は材料を計量したり、生地をこねたり、形を作ったりといった作業を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし生き物であるイーストの活動をコントロールすることが実は重要な仕事なのです。なぜならば、これがパンの美味しさを決定する大きな要素だからで
す。

■経営について
パンを作るだけが職人の仕事という訳ではありません。小規模パン屋さんの大半はオーナー兼職人ということがほとんどです。オーナーでなくても規模の大きいパン屋さんでは多くの人たちの共同作業で成り立っています。作業の効率を考えたり、人材の活かし方というのも考える必要があります。

■コンテンツの利用
最近はSNSを利用して経費をかけず広告ができるようになりました。それだけではなく、最新の情報を入手することも可能です。。現役のパン屋さんのオーナーシェフや人気店のシェフがユーチューブ、ブログなどで情報を発信してくれてます。書籍も基礎的な知識から最新の作り方まで様々なものが出版されています。実はパンの技術も日進月歩なので、常にアンテナを張り巡らせることがより良いパンを作り売ることにつながってきます。

ブーランジェを目指すなら
パン作りの知識や技術は独学だけで身につけるのは非常に難しいところがあります。売れるパンを作るには多くの経験や知識が必要です。多くのパン職人は数年間、パン屋さんで働いて身につけていくのです。いきなりアルバイトや社員の募集を自分で探して働きながら、だんだんスキルアップするのも1つの方法です。それだと不安だなと感じる方は調理師学校の製パンコースだったり、製菓・製パンコースなどを選択して基礎知識や技術を学ぶのも良いでしょう。学校だと座学と実習、経営面について学べたりとかフランスやドイツなどでの海外研修などのコースを用意しているところも有ります。学校であれば就職先も紹介してくるでしょう。

ここまでの内容を読まれてやることが多すぎて無理、と思った方もいらっしゃるでしょう。しかし心配はいりません。一度にできるようになる必要はないし、仕事量が手に余るときは、他のスタッフに任せたり、外部の方に任せるという方法があります。また作業を効率化できる、さまざまな業務用の機械も今は使う事ができます。またブーランジェを目指すためには資格が絶対必要という訳ではありません。食品衛生責任者(1日講習を受ければ誰でも取れます)という資格だけあればパン屋を開業することも可能です。
ある程度基礎的な知識や技術があればヨーロッパなどの海外に行ってパン屋で働くのもお勧めです。自分で開業を目指す、またはパン屋さんで雇われて働くにしても職人としてやっていくには与えられた仕事をこなすだけではなく、センスや幅広い知識が必要となってきます。元々パン食は日本の食文化ではありません。そのルーツや食文化の背景を実際に体験することが今後役に立ちます。自分の目標にあわせて選択する道を考えてみてはいかがでしょうか。


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