自粛期間に取り戻したこと

政治や経済でSNSは毎日炎上状態である。

私はなるべくこういった話に
口を出さないでおこうという方針はある。

まず第1に、歴史に詳しくない。

古くからの積み重なった事件があり、
それから今の政治や経済が
出来上がっているのだから
歴史に詳しくなければ今を語れない。

次に、政治や経済に触れてこなかった
ツケが回って、
今や何処から手を付ければ良いのか
分からない状況である。

今回の自粛や補償に関してのニュースほど
自分の阿呆度を自覚した事はない。

さっき鵜呑みにしたニュースと
全く反対の意見がツイートに流れたりして
それを噛み砕く事はできても
結局のところ正しい選択をする能力が無い。

だから、何も言えない。 

もうひとつ言えば
私は現実を常に逃避して
何か良い物語でも無いかと
脳内をフラフラしているため
他の世界に行ってしまうことが多い。

これが文学者らしい言い訳とでも
言えるだろうか。採用する。

というわけで、
私は政治経済の仕組みを知る前に
歴史を見直す必要があるし
大臣や法案の話は
ひっそりと身を隠して
情報を得ている身である。

さてさて、
私は自粛期間に入る前
仕事の鬼とは言わぬが
野犬くらいの勢いはあった。

仕事は大体定時過ぎるし、
家に帰ると仕事の勉強(これは少しだけ)
それから一刻も早く寝るべく
ご飯を炊く間にお風呂に入り
丼を食べて寝るという
超効率的な生活を送っていた。

それくらいの早さで睡眠を確保しなければ
心身ともにライフが足りないからである。

なので、仕事の休みが増えた時、
暇で仕方ないんだろうなと思った。

実家に帰るには遠いし
こっちには友達が少ないし。

こんなに長く休むなら
仕事をした方がマシでは無いか？

実際、暇だと思った事は

3週間経った今も1度と無い。

社会人になって
仕事の功績が全てになって、
なにかを、忘れていた気がする。

友達と久々にラインが続いた。
流行りのYouTubeを見た。
それから、ZOOMで久々に
友達と顔を見ながら会話をした。

それから、noteを始めた。

仕事よりも好きだった、
文章を書くことを、
再び始めるきっかけとなった。

映画を見る。

小説を書く。

小説を読む。

時々、友達とZOOMする。

こんな最近の生活が
楽しくて仕方ないと言うと不謹慎だろうか。

この短期間で、色んな人の話を聞いた。
みんな色んなことに挑戦していた。

それから、
どうにでもなれば良いと思っている人が
1番強いというのは本当だった。

これは絶望では無く、
ポジティブに他ならない。
忘れかけていたポジティブである。

自粛期間。

時間は余ること無く経過する。
お金はどれだけ自粛しようと減っていく。

別に、どうにでもなれば良い。

1回そう唱えて、
私も強くなりたいものである。

強い人の話はいずれ。