【詩】 逆夢のまま

昨日見た夢で

君は事故にあった

目の前ではねられた君の

薬指が頬にあたった


目を覚ますと横で

君が寝ていた

寝息を立てながら動いた

薬指には指輪


あまりに僕が見つめるから

起きた君に夢を話した

それはきっと逆夢だね、と

笑う君を抱きしめた


逆夢のままであれ

正夢に変わるなと

そう願う僕の頬に

君の指輪が当たった

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