死にたいなら、逃げるしかない
わたしはまだ、この世界に誕生していない。
生きていることに違いないが、死んでいるのも同然だ。
わたしより早く計算できる者、力持ちの者、足の速い者、笑顔を与えることができる者。
わたしなんかより優れた者が溢れている世界で、わたしはまだこの世界での存在意義を見つけられていない。
もしかしたらこの世界にわたしの居場所はないのかもしれない。
まだ足跡すら残していないわたしは、この世界の部品にすらなりきれていない。
時間をかければかけるほど、足跡を残すのは難しくなる。
この世界はわたしよりも圧倒的に早く成長する。
だから
わたしは今日も世界と闘う。
勝てないとわかっていても、闘わなくちゃいけない。
そうしないと
本当の死しか待っていないから。
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