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中央アジアのトマトうどん、ラグマンを作る

中央アジアの各国に共通して存在する料理はいくつかありますが、今回作るラグマンもその一つです。麺料理は世界各地に様々ありますが、このラグマンはそういったたくさんある麺の中でも、日本のうどんによく似た作り方と食感の麺を使います。
もし、中央アジアに行く機会があって、なんとなく馴染みのあるものが食べたいなーと思った時は、ラグマンにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
庶民の料理なので、基本的にお手頃価格で食べられます。
レシピは牛肉ですが、中央アジアでは羊肉を使う方が一般的かもしれません。また、家庭で作る場合はその家族のルーツによって入れるものが様々。私はキルギスで一度、手羽元を使ったラグマンをご馳走になりました。他では一度も見たことがありません。

材料(4~5皿分)

・肉(牛、または羊。お好みでかたまり肉、または切り落とし):400g
・ピーマン:3個
・パプリカ:1個
・セロリ:2本
・ニンニク:2~3かけ
・大根:7~8cm
・玉ねぎ:1個
・トマトペースト:150g
・塩:小さじ3(お好みで増減してください)
・コショウ:少々
・ディル:お好みで
・うどん

材料カット

赤いパプリカとピーマンを使っていますが、パプリカは赤でも黄色でも構いませんし、ピーマンだけを使ってもOK。もし野菜の甘み重視で仕上げたいのであれば、パプリカだけでもいいかもしれません。

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種を取り除き、一口大くらいのサイズにカットします。

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セロリの葉と茎をざっくりみじん切りに。丁寧なみじん切りでなく、ざっくりで大丈夫です。

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大根は拍子木切りにします。

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ニンニクは厚さ4~5ミリくらいの輪切りにして、玉ねぎは同じく厚さ4~5ミリくらいの半月切りに。
お肉は、切り落としを使う場合は一口大に、かたまり肉を使う場合はチンジャオロースのお肉みたいな感じで細切りにします。
羊肉を使う場合は、鮮度なんかにもよりますが、脂身を取り除くと臭みが抑えられます。

炒める

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深めの鍋に油を熱して、お肉を軽く炒めます。

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お肉の色が変わったら、玉ねぎ・ニンニク・セロリの茎・大根を入れて一緒に炒めます。
用意した塩の半分くらいとコショウもここで入れてしまいます。

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ちょっと野菜がしんなりしてきたかなと思ったら、トマトペーストを追加。

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最後にパプリカとピーマンを加えて、具がぎりぎり浸かるくらいまでお水を入れます。
味を見ながら残りの塩を足していき、10分くらい煮込みます。

いただきます

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別に茹でておいたうどんの上に作ったスープをたっぷりとかけて、刻んだセロリの葉やディルを乗せます。
辛いのが好きな方はチリパウダーを足してあげてもいいですし、もし家に中国黒酢(香醋)があるのであればそれを足しても美味しいです。
ちなみにこのスープ、うどんにかければラグマンになりますが、ご飯にかければガンファンという料理になります。
ガンファンにする場合は、お米をちょっと水少な目で炊くと丁度良いと思います。
こういう料理は大量に作った方が美味しいので、味が気に入ったらぜひカレー鍋などでどーんと作ってみてください。

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