夏の集い(方針共有会)を開催しました!
夏の集いは組織力を高めるための重要なイベント!
2019年7月12日に「木の香往診クリニック夏の集い」を行いました。半年に一度行われる方針共有会のことを当院では「集い」と呼んでおり、夏に行われるものを「夏の集い」と呼んでいます。
内容としては、その半年間、各部署で取り組んだことの発表と、今後の方針の発表です。今回の夏の集いでは、看護部、事務部、相談室からは、取り組みの発表を、院長とコーポレート部からは、今後の方針の発表が行われました。
集いには大きく2つの目的があります。
1.職員同士の相互理解を深めて、組織を活性化させ、働きやすい職場環境を作るため。
2.今後の方針を共有することで、組織のベクトルを合わせるため。
組織の方向性が理解できると、自分が日々行なっている業務の意味合いもより深く理解できるようになり、主体的に業務に取り組めるようになると考えています。
今回のブログでは、夏の集いでどのような発表がなされたのか、簡単ですが、ご紹介します。
医師・看護師の連携をより密にするためにカンファレンスの在り方を改善!
発表の1番手は看護部。資料作成は水野さん、発表は久保さんが行いました。発表内容はカンファレンスの運用改善の取り組みに関するものでした。
当院では、毎朝カンファレンスを行なっています。職員全体のカンファレンスの後に、職種ごとのカンファレンスがあります。これまでは、医師と看護師が別々でカンファレンスをやっていたものを、合同で行うようにしました。
その結果、医師・看護師間の情報共有が今まで以上に密になりました。医師は診療面の視点から、看護師は社会面・環境面の視点から話し合いをすることで、患者様・ご家族とってより良い診療につながるようになりました。
↑発表資料は水野さんが作成。動画も活用し分かりやすくまとめてくれました。
今後、連携と知識をさらに深めていくことを目標に業務に取り組んでいきますとの言葉で発表が締めくくられました。
システムを導入することでさまざまな情報を一元管理!数値も自動で見える化!
↑この半年の活動内容とその成果を熱くプレゼンする原田さん(医療相談室)
次は事務部の発表でした。事務部からは、鈴木室長、原田さん、亀澤さん、佐古さんから発表がありました。
事務部は、診療部門のサポートを行なっています。これまでは、さまざまな情報をいろいろな帳票へ入力していました。その結果、同一の情報を複数の帳票に入力する必要があったり、入力の仕方が人によってバラバラだったりと、業務が非効率になっていることもありました。
そこで、バラバラに入力されていた帳票を1つのシステムへ統合し、入力の仕方を統一しました。
その結果、いろいろな数値が自動で集計されるようになり、日々の活動の成果が見える化されました。
今後、さらに業務効率を高めるべくさまざまな改善に取り組んいきますという言葉で発表が締めくくられました。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)のこれまでの取り組み、今後の活動の広がりを共有!
ACPとは、アドバンス・ケア・プランニングの略です。患者様は病状が悪化すると、医療上の希望や生命維持に対する希望などの意思決定ができなくなってしまう場合があります。そのような場合に備えて、患者・家族・医療者が予め話し合うことが重要になります。このプロセスのことをACPと言います。木の香往診クリニックでは、ACPに積極的に取り組んでいます。
当院のACP活動の中心となっているのが医療相談室で、2018年1月から本格的に活動をスタートさせました。夏の集いでは、これまでの活動の振り返りと今後の取り組みについての発表がありました。
現状、大きく2つの活動テーマがあります。
一つ目は、ACP活動を診療へしっかりとつないでいくことです。診療チームと医療相談室でACPカンファレンスというカンファレンスを定期的に行なっています。カンファレンスで定期的な情報共有や意見交換を行うことで、より良い支援につながっています。
もう一つは外部への情報発信です。これまで地道に活動してきた内容が徐々に外部にも知られる様になってきました。2019年9月に開催される日本ACP研究会で当院の活動内容が発表されます。
今後、さらに取り組みを強化していきますという言葉で発表が締めくくられました。
佐竹院長、コーポレート部より今後の方針を共有!全員のベクトルを一つに!
そして、最後は佐竹院長とコーポレート部より、今後の方針について発表がありました。院長からは、これまでのみんなの頑張りに対する感謝の気持ちと、今後クリニックをどうしていきたいのかという方針について話がありました。
我々、木の香往診クリニックが開業以来大切にしている価値観。それは「患者様・ご家族が安心できる医療をすること」「相談しやすいクリニックであること」です。そして、その結果として、自宅で最期を迎えられてよかったと患者様やご家族に感じていただくこと。これは今後も変わらないものです。
一方で、変化させていくものもあります。業務は常に改善をし、効率を高めます。新しい取り組みに積極的にチャレンジし、より多くの患者様、ご家族、地域のみなさまの満足を高めていきます。
具体的に今後何をやっていくのかはコーポレート部から発表しました。
次は冬の集い!半年でしっかり組織、個人が成長していきます。
我々は、このような集いを通じて、半年間の取り組みをしっかりと振り返り、今後の成長へつなげていきます。日々、業務を行なっていると、振り返る機会がなかなかないものです。しかし、このようなイベントがあると強制的に振り返りをします。振り返ることで自分たちの成長を実感し、また次の課題が見つかります。
次は12月に冬の集いを行う予定です。この半年間、誠実に着実に業務を行い組織、個人が成長できるようにしていきたいと考えています。