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泣が止まらない!『おこだでませんように』(くすのき しげのり)

ぼくは いつも おこられる。
いえでも がっこうでも……。

きのうも おこられたし、
きょうも おこられてる。
きっとあしたも おこられるやろ……。

ぼくは しょうがっこうに にゅうがくしてから
おしえてもらった ひらがなで、
たなばたさまに おねがいを かいた。

くすのき しげのり『おこだでませんように』小学館より


うちの6歳の長男も、4月から小学1年生になり、毎日のように先生から怒られているらしい。
楽しいと思ってしたことや、自分の気持ちファーストで動いてしまうことが多い。
ゆくゆく考えてみれば悪いことだと思えても、相手の気持ちを考えながら行動するのはまだまだ難しいようだ。

「ともだちと仲良くなりたいんだよね…、でもどうすればいいかわかんないんだよね。」
「ぼく、いい子になりたいんだけど、いつも怒られるんだよね…。」

子ども自身が、誰よりもよくわかっている。自分は怒られてばかりということを。

この絵本を長男と読んだとき、

「ぼくと、一緒だ!」と。

読み進めて行くうちに、読んでいる声が涙声になってしまう。

そうだよね、そうだよね、と。
もどかしい気持ちになる。

子どもの立場になって、子どもの気持ちを改めて考えることのできる絵本。

まだまだ落ち着きがなく、やんちゃな長男。
この子が ストレスフルになることなく、安心して、楽しく過ごせるように、親としてできることをしていきたい。



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