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持続可能な森林管理とは?~藤森隆郎さんと池田憲昭さんの対談を共催しました~

こんにちは!株式会社このほしです。
秋田県に位置する五城目町を拠点に、持続可能な社会の実現を目指し、地域資源とエネルギーの循環を生み出す様々な事業に取り組んでいます。美しく豊かであり続けられるこのほしのために、人と人、人と自然がよりよく共に生きる環境のために、脱炭素化推進コンサルティングやバイオマスを用いたエネルギー創出事業を展開しています。


藤森隆郎さんはモントリオールプロセス(森林の持続可能性を把握・評価するための国際的な取組み)の日本代表として、またIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のノーベル賞受賞に大きく貢献されたことでIPCC議長からの表彰を受けられている方です。

近年ではCO2吸収量の増加や花粉症対策といった様々な理由で「短伐期皆伐造林」の考え方が推進されていますが、藤森さんはそうするべきではないと、述べています。今回はそんな「日本の未来における森林のあり方」という大切なテーマについて、オンライン上でお二人の意見を交換されました。

当日の対談の様子

当日行われたイベントでの論題は以下の通りです。

  • 持続可能な木材提供における、生物多様性の重要性

  • 短伐期皆伐に対するお二人の意見

  • 短伐期皆伐のオルタナティブアイデア etc…

持続可能な森林管理は、森林の生態系機能を保護しつつ、木材の供給や生物多様性の保全をバランスよく行うことを目指しています。また藤森さんは、森林の土壌は単なる鉱物の集合体ではなく、有機物に富んだ生き物であり、森林の健全な管理に不可欠だと言います。
藤森さんは長年、生物多様性や土壌、水資源などの関係性を探るべく、モントリオールプロセスやEUのヘルシンキプロセスなど事業にかかわってきましたが、未だに関係性の答えは出ていないと言います。一方池田さんの、「科学が証明しなくても、昔から自然とともに生きてきた人々はこのことを感覚的に理解している」という言葉が印象的でした。
時代が変化するにつれて、森林のあり方も変わりつつあります。昔の人々がどのように森林と関わってきたのか。これからの未来、どう森林と関わっていくべきなのか。
持続可能な木材供給と生物多様性を守っていくためにはさらなる研究や議論が必要です。

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