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#大切な日が言葉になったなら

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インタビューギフトサービス「このひより」が贈る、「大切な日」を文章に残すプロジェクト。読みながら「自分のときもそうだったな」と思い出したり、「いずれこんな日がくるのかな」と未来に… もっと読む
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#移住

みんな、どこかで見てくれとったんよね。

「あの日、背中を押してもらったっちゅうか。『もうちょっと頑張れるやろう?』って、教えてもらった感じなんよね」 大阪で8年勤めた会社を辞め、地元・広島にUターン。今は山口県岩国市で「シェアオフィス」と「高齢者の生活支援」を営む顕児(けんじ)さんは、事業が歩みを始めた2016年10月18日をそう振り返ります。 自ら運営する場所での、初めてのイベント。そして、想定外の依頼。 ふたつの“第一歩”を通じて、Uターン以降の「手探り」がつながった日のことを話してもらいました。 (聞

「あのとき、できたかもしれないのに」って後悔したくなかった。

生きる場所が、変わる。それは、まさに“人生が変わる”瞬間。新しい地での生活が楽しみな一方で、まだ見ぬ暮らしを不安に思う人も多いはずです。しかも、それが海外となれば尚更……。 「俺、楽しみで楽しみで、興奮しか覚えてないんだよ」 そう語るのは、国際結婚をきっかけに海外移住を決意した大希さん。彼にその興奮が最高潮に達した瞬間を尋ねると、移住のために必要なビザが届いた日——2018年11月27日のことを教えてくれました。 人生が大きく動いた日、彼は何を思っていたのか。それが移り