入院9日目

5月28日(木)術後6日目。
本日最初のミッションは採血。起き抜けに血を抜かれるというのも凄いが、ここにいるとそれも普通の出来事だ。
処置室での処置は終わったので、もう廊下に並ばなくて良いのは嬉しい。
嬉しいついでに朝から病棟内の廊下を10周歩く。
そうそう、寝返りも打てるようになってきた。痛みがないので、夜も起きることなく眠れた。
日々身体が変化しているのが分かる。午前8時過ぎ、売店で週刊朝日を買ってくる。ここにいる間に週刊誌の次号を買うことになるとは。
腹部レントゲンの撮影にも行く。
今日もテンポ良く撮影。技士さんが女性なのもなんとなく嬉しい。
午後2時30分、シャワー。
夕方、主治医から退院に向けて話があった。重いものを持ちあげることや、運動は1カ月は厳禁らしい。でも歩くのは大事なので、休み休み歩くように指導される。何せこの間に体力が落ちているはずなので、そこを意識すべきとのこと。
子宮内膜症による癒着がかなりひどかったようで、「出来ればもう(お腹を)開けたくない」と言われる。癒着というのは、じわじわ炎症が起こり続けている状態なのだそう。それは私も嫌だ。
次の外来の日程も決まった。それまで浴槽での入浴はできないので、そこはがまんだ。
部屋に戻り、洗濯へ。コインランドリーも今日で最後かと思うとちょっとしんみりした気持ちになる。
夜8時過ぎ、看護師さんに退院診察に来るように言われる。「遅くにすみません。今オペが終わったみたいで」とのこと。
診察室に行くと、いつもの若先生だ。今までオペで、戻ってきてこんなことまでやるなんて、本当に頭が下がる。
久しぶりの内診。器具のせいか、先生の技術か、私の慣れか、とにかく痛みなくさらっと終わる。退院OKとのこと。
その後、ナースステーションで手術や採血の結果を聞く。
取り出した患部の写真も見る。約8cmの嚢腫を4つに分けて切除したらしい。中身はチョコレート嚢胞。良性とのことでほっとする。
出してもらう薬についても話があり、ロキソニンを出してもらうことになった。午後9時少し前、看護師さんが薬を届けてくれる。
いよいよ明日は退院だ。

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