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「ありのまま」は過程の中に

よく「ありのままでいい」と言われます。
桜が桜であるように、
薔薇は薔薇であるように
ありのままでいることは大切です。
でも、人間の場合
何をもって「ありのまま」とするのか
そこが難しいところです。
生まれた時がまっさらかと言えば
そんなことはありません。
この肉体の中に夥しい記憶を内包しており
すでにその影響を受けているからです。
人間にとっての「ありのまま」とは
あらゆるものの影響を受け存在している事実を
まずは素直に認めること
そのうえで人生とは何か、命とは何か
魂とは何かを探求しつつ
一生かけて自己を磨き上げていく。
「ありのままの自分」とは
その過程にこそあるのかもしれません。

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