18-1 梅すだれ 肥後の国
冬のある朝。いつものように猿彦は浜でみんなが来るのを待った。ここには土を運ぶ台車が置いてある。一台の台車に少なくとも四人が必要だ。人数が多ければそれだけ積む土の量も多くできるから、六人で一台を運ぶことが多い。
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