21-1 梅すだれ 肥後の国
話し終わった与兵衛は空か海かはたまた原城を見通すように前を向いている。直忠は胡坐をかかずに右膝を立てた体勢でいつもの木の下に座った。右手は腰にさした刀の鍔を触っている。与兵衛が鬼に化けて襲い掛かってきても切れるようにだ。
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話し終わった与兵衛は空か海かはたまた原城を見通すように前を向いている。直忠は胡坐をかかずに右膝を立てた体勢でいつもの木の下に座った。右手は腰にさした刀の鍔を触っている。与兵衛が鬼に化けて襲い掛かってきても切れるようにだ。
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