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昇進/昇格の悩み|「働かないおじさん」にならない自信はあるだろうか

春・・・進級/進学、昇進/昇格、移動/異動の時期、何かが変わる事となる人は多い。社内は、「昇進/昇格/異動」でざわついている。

仕事で少し関わった方が役員に昇格した。役員になれるのは、同期入社社員の1%にも満たないくらいの割合だろう。

■彼女の悩み

数年前の春、同期の友人が、会社からの「評価」にショックを隠し切れずに連絡してきた事がある。彼女は、産/育休の時期が昇格試験の時期に重なって遅れをとっており、復職して直ぐに昇格試験を控えていた。

しかしながら、育休から復帰後に「加点されていた評価」の「加点部」がなくなってしまったのだ。つまり、タイミングがズレた上に、取り戻しのハンデが生じてしまった。積み重ねてきたキャリアが否定されたような虚無感である。

私は、以下のようにまずは申し上げた。

「未来ある子供を育てる事は、自分の家族の繁栄だけでなく、持続可能な豊かな社会へ貢献する事である。子供は将来の納税者として活躍してくれる可能性を秘めている。社会に対し「重要な仕事」をしているという誇りを持つべき。」

もちろん、彼女自身もよくわかっている事である。
それでも、彼女は会社からの評価にショックを隠し切れない。
つまり、子どもを産み育てるといった立派な仕事に誇りを持ちつつも、会社での仕事において活躍し評価を得る事も、彼女にとっては重要と考えらえる。

上手く両立していくのは、本人だけが頑張るのではなく、特に旦那さん、そして周囲の理解が大変重要ではあるが、「彼女にとって幸せを感じる状況≒会社での活躍もできている状況」となれるよう願っている。

■「働かないおじさん」にならない自信はあるだろうか

弊社ではピラミッド型の組織形態となっており、担当⇒係長⇒課長⇒次長⇒部長⇒役員といった昇格モデルが存在するが、上のポジションは限られ、徐々に少なくなる。

つまり、多くの人が一定のポジションまで昇格して止まる事となる。
どこかで止まる事は普通の事ではあるが、後進もどんどん昇格する。
段々居場所がなくなってくる。
上手く配置転換する事が難しい場合もある。

⇒「働かないおじさん」と言われるような存在となってしまうかもしれない。

「働かないおじさん」批判があるのは承知しているが、「働かないおじさん」にならない自信はあるだろうか。