アニメキャラと発達障害と、女性のステレオタイプの関係

※ 注意 ※
本記事は、女性や障害者の方を差別、誹謗中傷または嘲笑する
意図はありません。
また、飽くまでネタ記事として書いているので、事前にご了承ください。


時に、アニメキャラの女の子はADHDや発達障害である割合が
とても多いと思う。
これは女の子は「アホの子」あるいは天然な方が受けが良く、
女の子をお馬鹿に書き立てた方が面白いからだ。(偏見だが)
この記事では、発達障害の疑いがある女の子を挙げていきたい。

山田葵(WORKING!!)

ADHD
山田葵は、あなたがADHD当事者なら
笑って見ていられるものではないだろう。
自信家で態度が大きい上に失言が多く、
仕事では役に立たないトラブルメーカーで、よく怒られる。
「皿割りクイーン」を自称するほど、仕事では粗相が多い。
注意力散漫で集中力がなく、現実であれば、
真っ先にADHDの嫌疑が掛けられるだろう。
一方で、人の本質を直ぐに見抜き、他人の得意苦手もはっきりしているが、
根っから物事を嫌いになれないタイプ。(兄を除いて)
それにしても、作者自身がADHDの女友達に振り回された経験が
あるんじゃないかと思うくらい、ADHDを体現していると思う。
経験がなければ、ここまで描けないと思う。

宇崎花(宇崎ちゃんは遊びたい!)

ADHD
個人的に、宇崎月が轟八千代に似てるとすれば、
宇崎花が山田葵に似てると思う。
「アホ」「ウザい」と称されるが、空気読めない発言や向こう見ずな
行動が多く、自ら墓穴を掘りに行くタイプのADHD
一方、本質的にはビビりで、桜井先輩以外にはウザ絡みしないなど、
人並みに慎んでいる所がある。
いわゆる内弁慶。
内モードになると、わがまま全開になる、
ちょっとめんど(こ)い女の子である。
これにコミュ障・オタクが加わると「夢見りあむ」だと思う。

花畑よしこ(アホガール)

LD+ADHD
知的障害説があるが、生活スキルなどは一般人以上なので、
知的障害ではないと思う。
男子諸君なら、好きな女の子ほど虐めて泣かせてしまったという経験が
あるかも知れないが、花畑よしこはその逆と言える。
しかも迷惑を掛けている自覚がなく、周囲をトラブルに巻き込んでも、
本人は困っていない。
ひたすら前向きなのが「瑕に玉」で、性格は孫悟空に近い。
この世界では、よしこ以外にもアホだらけなのもあると言えるが、
勉強を教えようとした先生を言い包めるなど、地頭は良い。
これは多くのアホキャラに言えるが、自分の興味のある分野に関しては、
驚異的な頭脳と集中力を発揮するのだ。

スカーレット・オハラ(風と共に去りぬ)

ギフテッド+境界性人格障害
番外編だが、スカーレットは並外れた美貌と頭脳を持ち、
女性一人で南北戦争後の荒廃した時代を伸し上がった。
一方で強欲なエゴイストであり、
全てを手に入れなくては気が済まない女だ。
頭脳も美貌も天賦の才を持ちながら、性格は非常に傲慢。
最も女に嫌われるタイプと思えるが、
意外にも女性読者から大いに共感を買った。
これはスカーレットの最大の理解者、
メラニーの存在が中和しているからかも知れない。
レットとアシュレーを振り回し、最後には最愛の男であるレットからも
見放されてしまうが、男性2人への仕打ちは、
境界性人格障害が関係しているんじゃないかと思う。
しかし最後は、絶望から立ち上がり、レットを取り戻すと誓った所で、
長い物語は終わるのだ。
スカーレットが長年のアシュレーへの執着から解き放たれた瞬間でもある。
余談であるが、スカーレットを演じたヴィヴィアン・リーも、
重度の双極性障害を患っており、スカーレット以上に波乱の人生を送った。

・考察

一応、筆者は「アホの子」に批判的な意図は全くないが、
女性のステレオタイプに直結するという危惧がある。
それは昔、マリリン・モンローがアメリカのセックスシンボルとして
脚光を浴びたが、それが「頭の悪いブロンド美女」というステレオタイプが
強化されてしまった。
アメリカ映画は今でこそ、強い女性が沢山現れたが、
当時はまだ家父長制が強かった事が関係している。
また、当時の娯楽やメディアは映画が主体であった為、
やはり当時の若者も、映画に影響された所が強いだろう。
日本のアニメは「新しいもの」だと思われているが、
こうして考えてみると「旧い女性像」を温存していると言える。
「ブロンド・ジョーク」は当然大袈裟に描かれているが、
今なら発達障害を疑われる。
女性の機械に弱い所や感情的な部分を、ブラックな笑いに変えるという、
ギリギリなブラックユーモアもかつてあった。
それが何故か日本のアニメに「萌え系」として形を変えて存在している。
日本のジェンダー・バイアスもアメリカより
大きく遅れを取っていると言える。

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