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自由画が苦手は卒業したい

小学校の美術の授業.自由に描いていいよって言ってもらえる自由画の時間が一番好きでした.当時,流行っていたたまごっちのキャラクターや猫モチーフの創作キャラクターをつくったりして,色も赤も青もピンクも.好きな色で好きなものを描く.そんな時間がとてつもなく好きだったのです.

けれど小学校の高学年だったか,中学生に入ってからだったか...いつからか自由に描ける自由画の時間が苦手になりました.
「なんでも描いていいよ」と言われても,何を描いたらいいのか分からなくなったのが理由でした.自分の好きな色や好きなゲームもなくなり,皆が好きな色や流行りのゲームを意識したのを意識し始めたのがきっかけでしょうか.挨拶のタイミングも,相槌の仕方も字の形も「みんな」が褒めてくれるもの.みんなが好きなものを取り入れていく.または,その逆.みんなが好きなものをあえて苦手と言ってみんなの気を引こうとしていた.そんな時期を経て,私は自分の中で大切にしてきた好き嫌いの概念を頭の隅に押し込んで隠してしまった.だからか,最近になっても「特別嫌いなものはないよ.まあ,特別好きなものもないのだけれど」という状態が続いています.

ただ,私としては好きなものは好きって言いたい.嫌いなものは「ちょっと相性合わないんだよね~」と苦笑いをしたい.そうい自分の好き嫌いは私自身も知っていたい.だって,その中に自分の嫌いなものがあっても,自分の世界があるってことでしょ.決してわがままじゃないし,道をそれているわけじゃない.自分を主語にして生きていたら,好き嫌いがあるのは当然のことだよって思いたい.空気が読める技術もあって損はないし,役に立つときもある.だからって便利なものを多用して前できていたことを楽しめないのはとても寂しいことだと思いました.
だから,27歳を目前に絵の具とスケッチブックを購入.もちろん最初のテーマは「自由に描いていいよ」です.

まあ,結局何を描こうか困ってしまってこうやって日記描くのに逃げてきたんですけどね.かけたらまた日記描きますね.

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