病気と障害と手続きと

私は双極性障害とADHD、ASDを持っている。
いまの社会のしくみの一つにすごく不満を持ったのでこの記事を書く。

私は去年の9月に社会保険を喪失した。心身ともに限界が来て、仕事を辞めた。その後、さらに限界が来て自殺未遂をした。
精神的に何とか安定して、外に出れるようになり、メンクリからも保険を替えてくださいと言われていたのでやっとの思いで役所へ行って国保へ切り替えた。10月頭くらいだったと思う。

今年に入って国民健康保険と全国健康保険協会からそれぞれ20万と30万越えの請求が来た。
メンクリや薬局へ行っている時は支払いが発生していなかったのに、なぜこんな大金の請求が来るのか意味がわからなかった。
国民健康保険については、国民健康保険の資格喪失をした後に国民健康保険証を使用したため、と書かれていた。
私は社保に入ったら社保の保険証を提示していたし、国保の時は国保の保険証を提示していた。なのに事実と異なる理由で請求が送られてきて意味がわからなかった。
国保の年金課の連絡先が書かれていたので連絡をすると、社保だった時の会社と連絡を取りあってどうにかしてくれるみたいなことを言っていた。
結局、書類を書いて送ったあと、支払いは発生していない。

全国健康保険協会の方は現在、調整中でどうなるかわからない。

全国健康保険協会の方から、支払い責任があると言われたのだけど、死にたくてたまらない、急性交代が酷くて外に出られない、そんな状態で過ごす毎日を超えるだけでも必死なのに、保険の切り替えを行っていただけなかったので、と言われた。

病気や障害のある人がそんな簡単に外へ出られると思われていることにすごく腹が立った。
毎日が生きるか死ぬかの瀬戸際で生きている人に保険の手続きを行いに言ってくださいと言って行けるものだろうか。
食糧を買いにくことすらままならない精神状態なのに。
先生から頑張らないでください、と言われている。それなのに頑張って書類を取りに行ってください、と言われる。
私は頑張れる状態ではないし頑張れません、と言った。

精神障害は身体障害よりも甘く見られる傾向がある。身体は何も異常がない、血液検査も正常だ。だから普通の人ができることが普通にできるだろうと思われる。でも普通にできないのだ。外に出れるのは本当に体調がいい時だけで、病院へ通うだけでも精一杯なのだ。それすらもできなくなる人もいる。

保険の切り替えなどの手続きがもしネット上でできたら...?外へ出るというハードルを無くしてくれたらどれだけ敷居が低くなるだろうと思う。
ADHDは物事を先送りする傾向がある。そういうことを考慮して保険の切り替えの期間に余裕を作ったもらえたら...?仕事で忙しい、用事で忙しい人たちにも助かる仕組みになるだろう。

精神疾患も発達障害も当人はなりたくてなった訳ではない。遺伝や外部的要因などに押し付けられてなったものだ。それが起因して社会的な物事が行えない責任を当人に求めるのは間違っていると思う。仕組みを変えればいいことじゃないか。しかもそうやって変わった仕組みは普通の人々にとってもありがたいものになるはずだ。

声を聞いて欲しい。声を上げつ続けるから。
どこかに届いて欲しい。選挙になったら常に声を上げている立候補者は声を聞く側にもなって欲しい。
少しづつでもいいから社会のあり様が変わりますように。

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