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アウトプット記録#6 「自分の人生」を生きるための、会社の選び方。

喜多川泰『「手紙屋」~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』


この本を読む目的

何を基準に会社選びをすればよいか、よくわからなくなっている絶賛就活中の自分。サブタイトルの「僕の就職活動を変えた~」に惹かれ、何か答えが見つかるかもしれないという思いで手に取った。

(もともとアウトプットを目的にしていなかったが、自分の中で思うことや考えることがたくさんあったので、記録に残すことにした。)

3つの気づき

1.会社も人と同じ。就職活動は、大好きになれる人探し。

会社も人も、誰かから必要とされることで、生きていける。
そして、会社も人も、その必要とされることを満たした対価として、その大きさに見あった報酬をもらう。
つまり、長生きできる法人とは、世の中の多くの人から長期間にわたって必要とされるような活動をしているところ。

どんな会社も、どこかの誰かに必要とされていることがあって、存在している。この会社は、どのような「必要とされていること」を、どのように満たそうとしているのか、といったことに目が向くようになり、会社をみる視点が変わった。

それから、会社を選んでいくにあたって、やっぱり、
会社の考え方や生き方(どうやって必要とされようとしているか)が、自分自身の考え方に合うか、好きだなぁと思えるか、という選び方をしたい。


2.最短ルートは、最良のルートではない。

将来の目標を定めるとき、多くの人は、何が最短ルートなのだろうと考え、その最短ルートを目指すのが最良の方法だと思っている。でもそれは、必ずしも最良のルートではないし、行きやすくても、成功するためのルートでもない
それならば、最良のルートとは何か。
それは、決まっているものではない。
大切なことは、「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる」こと。
すべての壁は、自分にとって必要な壁。だから、目の前にやってくることを、取捨選択しない

私自身、何かになりたいと思ったとき、まずはどうやったらなれるかを調べてしまう。そこに辿り着いた人は、どんな道で来たのか、見本となるような行き方を知りたくなってしまう。
早く行くこと、確実に行くことにとらわれずに、まわり道を楽しめる、すべて糧にできる人でありたい。


3.自分の人生の目標を、しっかり持つ。

「就職とは、人生という大海原に船出するときに、どの船に乗り、その船の中でどういう役割を果たそうとするか。」
船の大きさや、見た目や、誰がつくったのかにばかり固執していると、大海原を目標もなく漂うことになる。
大事なのは、「その船が何を目的として航海するか」であり、それが人生の目的である。
自分の人生の目的とその達成のための目標をもって、そのゴールに向かうこと、それが自分らしく生きること。

大海原で迷って終わる人生にはしたくない。
死ぬときに、たとえゴールに辿り着かなかったとしても、波乱万丈でも、目標に向かって一生懸命漕いできた航海にしたいな。
何をもって素晴らしい人生というかは人それぞれで、航海の目的はいろいろあっていいと思う。
私はなんのために航海するのか、見つめ直して、考えたい。


おわりに

自分が会社に入って何ができるか、何をしたいか、じゃない。
自分の思いや人生の目的があって、それをこの会社に入れば達成できるのかという視点。
やりたいこととか向いていること、職種や業種や勤務地にとらわれず、人生の目的、自分は何のために生きるのか、何を成し遂げたいのか、をまず考えようと思った。
就職観や会社観が変わった一冊だった。

「その会社という航海の目的が、乗組員であるあなたをワクワクさせるものかどうか」
成功することがすべてではないけど、働くことに意味をもって、わくわくして働く人になりたい

それから、改めて、本を読むことって大事だなと思った。
本を読むと、いろんな思いが出てくる。
自分にもできるかもしれないという前向きな気持ちにさせてくれる。
不安はあるけど、大丈夫、やってみようと行動する勇気を与えてくれる。

最近、本を読む時間がとれてなかったこともあって、やっぱ本っていいなぁと、身に染みて感じた一冊だった。
これからも、本を読む時間を大切に、それに対する自分の意見を書いて、自分を磨くことを習慣にしていきたい。



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