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田舎暮らし実践録④「ディズニーランド大好き!いやいや、ユニバでしょ」

「ディズニーランド大好き!」

「いやいや、遊ぶならユニバでしょ。」

正直に言います。

そういう方には、田舎で過ごすのはあまりお勧めできないかもしれません。

でも、たまにはそんな過ごし方もいいんじゃないか?

一方で、そう思ったりもします。

いつもと趣向の違う時間を、田舎で過ごしてみませんか?

今日は、そんな選択肢をあなたの中にちょっとでも思い浮かべて頂ければ、成功かなと思います。


ちょっとだけ僕の話を。

この5月で29歳になり、30代に片足を突っ込んだ形になりました。

アラサーです。

おっさんです。

認めたくない……!

でも、認めざるを得ない状況が、すぐそこまでやってきています。

そんな僕にとって、ある意味、糸魚川という土地は丁度よかったなと振り返って思うのです。


冒頭で述べたようなディズニーやユニバのようなテーマパークはもちろんありません。

水族館や動物園も。

ショッピングモールやデパート、アウトレットのような買い物を楽しむ場所もない。

つまり、エンタメが皆無です。

つまり、外的刺激によるドーパミンがグアーっと出るようなことは期待できないのです。


そして、僕はここ何年か、そういったものを求めなくなっていました。

東京に一年、千葉市に二年。

日本の中でいえば都会と呼ばれる場所でしょう。

有り体にいって、疲れていたのだと思います。

そういった外的刺激による快楽に飽きていたと言ってもいい。

とにかくそういった類のエンタメを楽しめなくなっている自分がいました。


それと同時に、今後の生活やキャリアといった部分で悩んでもいました。

ここでは詳しく話しませんが、選択肢が大きく2つに分かれ、そしてその先にいくつか枝分かれしていました。

さくっと決められるような選択ではない。

また、誰かにアドバイスをもらったら解決するというものでもないと直感的に分かっていました。

なぜなら、必要なのは理屈に基づいた合理的な判断ではなく、感情に基づいた心地よさや腑に落ちるかどうかといった部分の判断だったからです。

自分の心に問い、自分を深く理解する必要があると分かっていました。

そうでないと表面的に選択をするだけで、根本的な解決にはならない。

そういう壁にぶつかっていたのです。


たぶん、僕もあなたも、ある意味で誰かが作った価値観に基づいて選択をしています。

大学は行っといたほうがいい。

上場企業に入るのが勝ち組のキャリア。

家族を持ち、家や車を買う、それが幸せ。

もしかしたら、これを読んでいる方の中には、「それはいくら何でも前時代過ぎでしょう」と思う方もいるかもしれません。

そんな方は、上の誰かの価値観からは抜けています。

でも、また他の誰かの価値観に基づいて判断をしています。

僕もそうです。

たぶん、これを書いている今も、誰かの価値観に基づいて判断をしています。

人間である以上、逃れられないものです。

でも、自分の心の声に耳をすませて、じっくりと対話をする。

その上で、本当に自分の内側から湧き出る価値観に基づいて判断することもできます。

他人の価値観と自分の価値観。

いつ何時も自分の純粋な価値観に基づいて判断することはとても難しい。

不可能と言ってもいい。

なぜなら、日々僕たちは人の価値観を浴びて生活をしているからです。

生身の人だけでなく、テレビやYouTubeの向こうの有名人、本や映画などからも。

このnoteだって、その一つです。

だからこそ、自分の心だけに向き合って、自分の心が心地よいと感じるのは何なのか?どっちの方向に行くのが気持ちいいのか?を感じる。

そういった時間を増やして、少しでも自分の価値観に基づいた判断を増やしていくことが大事だと思っています。


話を最初に戻しますと、もちろんディズニーやユニバは優れたエンタメでしょう。

そういうエンタメ的、外的刺激によるドーパミンを浴びる過ごし方もいい。

でも、一度立ち止まって、内的な心地よさや気持ちよさに寄り添う時間を持つのも、また良いのではないかと思います。

その時間を持つためには、都会は少し騒がし過ぎます。

人が多過ぎます。

エンタメが多過ぎます。

やるべきことが多過ぎます。

つまり、他の人が作った価値観を浴びやすい状況かつ、自分の内側から湧き出る価値観と向き合う時間を取りにくい環境です。

出来上がってしまった環境に抗って、自分を律するのは非常に難しい。

例えるなら、マクドナルドの店内でダイエットを試みるようなものです。

ポテトや肉の香りが漂う中、どんなに空腹でも我慢をしてランニングマシンに乗り続ける。

常人には無理です。

少なくとも僕には無理です。

そうではなく、ライザップに入り、徹底的に管理された環境に身を置く。

そうやって環境を変えることで、ぐんとダイエットがしやすくなるわけです。


そういう意味で、田舎に一人旅をするのも良いでしょう。

ちょっと一年くらい住んでみるのも良いでしょう。

そして、その場所が気に入ってしまい、定住するという選択を取るのもまた良い。

心がそれが心地よいと言っているなら、です。

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