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糖尿病とエネルギー代謝

こんにちは。

今日はがっつり勉強のお話です。

私の祖母は糖尿病から腎不全になり、その後亡くなりました。

私の父は今現在〝糖尿病〟と診断を受けています。

今年も年賀状が届きましたが、いつになく手が震えていることがわかりました。

手が震えるのは指先まで神経や血液が行き渡っていない可能性が考えれらます。

そして父が糖尿病になった時に、

「糖尿病は治らない病気」と世間一般では言われていることを知りました。

その時は「あー、そうなのか、父の病気は治らないんだ」と思ったことを覚えています。

学生だった私にとっては糖尿病=怖い病気でした。

なぜなら治らないから。

しかし、医療現場で働くようになって勉強をしていく中で

「糖尿病=細胞内での糖の利用障害」という理論を知り、

原因がわかれば治ることに気がつきました。

身体の中で糖を速やかに利用できる方は
左図のように細胞内に糖が速やかに入っていきます。

一方でPUFAという多価不飽和脂肪酸の摂取が多い方は
右図のようにPUFAによって細胞内に糖が入ることが邪魔されます。
細胞内で糖を利用することができないとなると我々は
自分の身体の脂質タンパク質を壊してエネルギーにします。

これは緊急事態の一時的なバックアップシステムであり常に起こっていいことではありません。

「糖尿病は血中に糖が余る
 糖が余ると糖といらなくなったタンパク質が結びつきゴミになる
 (AGEsが形成される)
 そのゴミが神経や血管にダメージを与える」

というのが糖悪説の主流です。

でも実際には目を向けられてこなかった事実があります。

それは血中の不飽和脂肪酸とタンパク質の方がゴミを作りやすい
ということです。(ALEsの形成)

なんとAGEsの形成の23倍ものスピードでALEsが形成されていることが
報告されています。

糖尿病に代表的な症状として
網膜症、腎症、神経障害などがあります。

これらは全てAGEsではなくALEsという炎症ゴミの仕業です。

糖尿病を治すために最も大切なことは
糖を避けないことです

糖尿病と診断を受けて糖を控え出すと
数値だけ眺めると安定するかもしれませんが
身体はだんだん元気がなくなっていきます。

糖尿病を根本から治すには
①運動をして細胞内で糖を利用しやすくすること
②PUFAのブロックを受けないフルクトース(果物・はちみつ)を摂取すること
③PUFAを控えること(植物油脂、魚油)

この3つがとても重要になります。

糖尿病になってしまってからでは少し遅いかもしれません。
私も実家にはちみつを送ることが時々ありますが
父が食べている様子はほとんどありません。

それくらい洗脳というものは強いです。
父からすると、自分の母を糖尿病で亡くしていて
その母は甘いものばかりを食べていたとなると
甘いものが糖尿病の主原因だということは
父にとっては疑いようのない事実になるでしょう。

しかし、見方によっては
細胞内に糖が入っていかないから
必死に甘いものを食べていたとも捉えられるかもしれませんよね。

甘いものでも種類がありますが
洋菓子には植物由来の脂肪(PUFA)が使われていることがほとんどですし
最近のジュースというのは遺伝子組み換えとうもろこしから抽出された
ブドウ糖果糖液糖が大量に使用されており、糖とはいえません。
→実際、発がん性や神経炎症などが確認されています。

このような甘いものであれば
糖が使えない状態でまた糖が使いにくくなる甘いものを摂取

結果さらに糖が余るという事態になります。

これでは症状も進行しますし、血糖値が下がるはずもありません。

糖尿病の患者がはちみつや砂糖を積極的に摂取し始めて
糖尿病が改善した事例は数多くあります。

治らない病気と言われている糖尿病が糖を積極的に摂取したことで
治ったという事実は糖悪説では全くもって説明がつきません。

ご自身もしくは身の回りの大切な方が
糖尿病の予備軍や糖尿病の合併症でお困りでしたら
これをきっかけに食生活を見直されてはいかがでしょうか?

少しでもヒントになれば幸いです☆




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