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自分らしく役に立つ(074)

こんにちは、紺野うみです。

私が自らの経験を踏まえて、これまでも何度も何度も伝えてきたことのひとつに、「自己犠牲という頭のまま、人に尽くすことは推奨できない」という持論があります。

これは、ともすると勘違いされてしまいがちなのですが……「人の為に何かをすること」自体が悪い、と言いたいのではないんです。

「人の為に何かすることを、自分が犠牲になっていると思いながら続けることには、いつか必ず限界が訪れる」ということ。

つまり、「人の為に何かすることも、自分の生きがいや楽しみと結びつけて考える」ことができればいいんです。

「与える」行為自体から、希望を見出すことができる人は、それだけで無限に努力をして前に進んでいくことができるから。

そのために、覚えておいてほしいことがあります。


「人に役立つ生き方」

人は自分の仕事を選んだり、働いたりしているときは、「人の役に立たなくては!」という想いでがんばりますよね。

でも、それがあまりにも行きすぎてしまうと、やさしかったり真面目だったりする人ほど「自己犠牲」に走りやすいものです。

「自己犠牲」——それはつまり、自分がなんらかの犠牲を払ったり、一方的に痛みを負うばかりになってしまうこと。

もしあなたが、今誰かのためにやっていることが、どんなことであっても自分の中で「苦しい」「辛い」ことばかりになっているのなら……。

それは、無理をし過ぎなのだと思います。

やさしい人は、とにかく何でもいいから、「相手の望むことを自分がなんとかしなくてはならない!」という思考に陥りやすいんですよね。

もちろん、自分が辛かったり苦しかったりし過ぎない範囲であれば、それはとても好ましくて素晴らしいことだと思います!

世の中は、人と人との助け合いで成り立っています。

自分にできることの範囲の中で、力を発揮してがんばることができれば、それは自分自身の喜びになりますからね。

そうなれば、もはや「一方的な犠牲」という形ではなくなります。

誰かに自分の能力や力を「与える」ことによって、心の充足や幸福感、人からの感謝の想いなどを受け取ることができているわけですから。


「自分らしい生き方」

一方的な「自己犠牲」的な感覚に陥らないコツは、まず第一に「自分を知ること」だと思います。

とにかく、自分自身の能力や好みを把握しましょう。

「自分らしい」っていうのがなにかを、どんどん掘り下げて突き詰めていくことが大切なんです。

関わるだけで幸せになれるものや、やっているだけで楽しいと感じられるものがあれば、それは「自分のため」だけでなくて「人のため」にも活かせることができるものである証拠。

自分が得意なこと、苦手なこと。

自分が好きなこと、嫌いなこと。

自分が楽しいこと、つまらないこと。

こういったさまざまな観点から見た自分の「個性」をしっかりと掴んでから、それを使って社会の中でも活躍したり、人から喜ばれることにチャレンジしたりしてみましょう。

それはきっと、あなたがこの世に生まれてくる「理由」でもある、魂の望む生き方に繋がるものになるはず。

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