「恨まぬこと」が身を守る(086)
こんにちは、紺野うみです。
今日のテーマはタイトルからして、「聖人君子」を目指す系なのではと、もうすでに難しい顔になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。笑
でも、これは自分が心地よく幸せな人生を生き抜くために、できる限り必要な心構えだと思うんです。
あのね、幸せな人生を送るために必要なもののひとつは、きっと「自分の心を守ること」だと思うんです。
とにかく、悪い環境や善くない人からの影響を受けずに、健やかな心で自分らしく生きていくことです。
だから、今日はその方法について、改めて書いておこうと思います。
人から意地悪をされたなら
人からなにかしら意地悪なことをされたり言われたりしたときは、誰だって悔しかったり哀しかったり、心にマイナスな気持ちが湧いてくるはずです。
もし、周りにそういう人が現れたら、できるだけ自然に「そういう人との関りをなくすか、減らす」ことを、まずは考えましょう。
ついつい、「思い知らせてやりたい」とか「やり返したい」という風に考えがちですが、結局のところ素敵じゃない人との関わりは、あなたにとって「善いもの」を与えてくれる可能性がものすごく少ないですから。
仮に、そういう人と関わることで得られるものがあるとしたら……。
それは「そういう人間と関わらなきゃいけないときの対処法」や「自分の心の護り方」を学んだり、「反面教師として悪い要素について観察する」チャンスになる、ということくらいでしょうか。
それ以外は、一緒に時間を過ごすだけでも、気分が落ち込んだりイライラしたりして、正直なところ良いことがないです。
自分の心がマイナスな状態に引っ張られるというのは、自分が思っているよりも「魂を汚されている」と考えておくといいでしょう。
どこかで、元の自分らしい魂の状態にリセットするようにしないと、いつまで経っても心はダークなままになってしまいます。
昔の人はよく言ったもので、「人を呪わば穴二つ」——つまり、復讐なんかを考えて他人に害を与えようとすれば、その悪い影響は必ず自分の側にも返ってくるので、結果相手と自分の分で二つの墓穴が必要になるということ。
あなたがまともであればあるほど、そんな相手とは「あまり関わらんとこ」と、クールに距離を置くのが一番なのです。
手を出す必要の有無を考えて
大抵、そういう人はどこかで幅を利かせて、人を攻撃したり貶めたりもしていたりするものですが、それの報いは必ずどこかで背負うことになるものです。
わざわざその人のために自分の労力や時間を割いて、改心に尽くしてあげる必要はありません。
もちろん、たとえば一緒に働かなきゃいけない人だったり、身近な友人なんかであるなら、あなたにできる範囲の働きかけをしてみることも大切です。
その人の善くない部分が改善する可能性もありますし、その時間も、あなたの生きた経験や学びに繋がるものですから。
さらに言えば、その人が自分にとって大事な人であるなら、話は別になってきます。
自分が相手の人生に深く関わる覚悟があるなら、本気で向き合って、理解してもらうための努力をするべきかもしれません。
でも、決してそうではない相手なのだとしたら、関わる時間を減らすことで自分の心を守ることの方が何倍も大事です。
心は、繊細で不安定なものです。
人からの悪影響で、揺り動かされてばかりいては、あなたが自分のために自分らしい人生を送る時間やパワーはどんどん削られてしまいますからね。
自分が罰を与えなくても大丈夫
でも、気持ち的にすっきりしない……そう思う人は、自分の心にちゃんと言い聞かせてあげてください。
「自分が身を削ってやり返さなくても、どこかでその代償を払わなきゃいけない時が訪れる」……と。
そういうことは、ぜんぶ神様や仏様など、目に見えない存在が見ていますからね。
どんな人でも、そういう方々には、心の中まで透けて見られているんです。
だからこそ、自分が心や魂を汚してまで人に鉄槌や罰を下す必要はないし、考えたりしたりするのは自分にとってのマイナスになるので、そうそうに離れてしまった方がいいわけです。
日本は法治国家ですから、人の善くない部分は、法律に触れることなら司法が裁き、法律に触れないことなら神仏様が裁きます。
人が人を裁く必要はないんです。
そんなことの為に、あなたのかけがえない命は生まれてきたわけではありませんからね。
どうか、あなたがなにかひどい目に遭ったとしても、できるだけ自分の幸福を取り戻す工夫をして、乗り越えるようにしてください。
それが、あなたの幸せを守る大事な秘訣ですよ!
紺野うみ
世の中を少しでも明るくする言葉たちを、心を込めて多くの方に届けていきたいと思います。 紺野うみの活動を応援していただけますと、大変うれしく思います!