心の畑を整える(081)
こんにちは、紺野うみです。
これは、私が何度だって言いたいことなのですが、とにかく「心」は目に見えないから、本当にむつかしいんです。
どんなに汚れていても、見ることで「うわ、こんなに汚れちゃってるの⁉」と、気がつけるわけではありません。
だから、いろんな人がその荒れ具合を自覚できずに、そのまま放置していたり、さらに荒廃を進ませてしまったりするんですよね……。
少なくとも、自分の所有している畑の様子くらいは、逐一状態に目を配り、手入れができるようにしておきたいものです。
それが、目に見えない「心」の中だって、大切なかけがえのない「自分の畑」ですから……。
生きることが雑になっていたら
人は心が荒んでしまうと、つい、投げやりな生き方をしてしまうこともあります。
そっと、胸に手を当てて考えてみましょう。
――生きることが、雑になっていませんか?
でも、そんな時こそあなたを取り巻く周りの世界を、ゆっくりと見渡してみてください。
過ごす場所を好きになれなかったり、取り巻く人を愛せなかったりすると、人はたしかに生きているのに、息をすることが苦しくなってしまうから……。
自分らしい生き方を取り戻すために、まずは自分自身と周りの世界を「愛せる」ようにしていかなくてはいけません。
そのために必要なことは何でしょう?
人間関係をクリアにする
私たちは誰だって、近くにいる人のことを大切にするとともに、自分のことを大切にしてもらえる人と一緒にいるべきです。
もし、価値観が相容れなくても、尊重し合うことを忘れてはいけません。
それができないのなら、距離を置かなくては。
いつだって、人のご縁の糸はややこしく絡ませてしまわないように、できる限りクリアな状態にしておきましょう。
そうすれば、自分がどのご縁を大切にして、どのご縁を手放せばいいのかが、解るようになります。
お互いに心健かでいられるのが、人と一緒に過ごす上で重要なことだと思うから……。
暮らしの環境を整頓する
自分が時間を過ごす空間は、できる限りこだわるべきものかもしれません。
これは、なにも「何でもそろった高級な家」がいい、というわけではないんです。
自分の心が「心地よさ」「清々しさ」を感じるように、身を置いて時間を過ごす場所を整えていくこと。
家はもちろん、職場などもそうです。
自分の周りを綺麗に整えて、自分をお気に入りのものを並べたりして、そこにいるとホッと落ち着くような空間ができたら最強です。
身の回りの物を大切にする
そして、その場所を「自分にとって大切なもの」で溢れた空間にする、ということも意識してみてください。
何でもかんでも買ったり集めたりしないで、本当に使うものや心が求めるものだけを傍に置いて、たとえ「物」であってもそれを気に入って慈しみながら使うこと。
そうやって、生活を支えてくれる物たちと丁寧に向き合っていると、物も自分の想いに応えてくれると私は感じます。
物とだって、信頼や愛情は結ばれる……。
そしてそうして生まれ、育てた空間が、心を大切に育んでくれるのですから。
感情と気持ちの整理をつける
世の中を少しでも明るくする言葉たちを、心を込めて多くの方に届けていきたいと思います。 紺野うみの活動を応援していただけますと、大変うれしく思います!