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無限に届け続ける(061)

こんにちは、紺野うみです。

ライターへの転身を決意した数年前。

思えば、その頃から胸の中には、「私だからこそ伝えられること、伝えたいこと」がたくさんあったように思います。

文章の世界で生きていくと決めたからには、できるだけ広く、誰の心にもアレルギーにならない言葉のスキルで、想いを届けていきたいと思っています。

だから、もっともっと貪欲に、言葉の力を磨いていきたいんですよね。

私自身がいろんな方から、いつも誰かの言葉に励まされて元気をいただけているのですから。

誰よりも、言葉の力を噛みしめながら、言葉の力で恩返ししたい……。

今日は、こっそりとそんな想いを。


「言葉を生業にする」ということ

たくさんのライターさんや作家さんがそうであるように、私も文章を書くことが好きで、でもそれははじめは「自分だけのためのもの」でした。

好きなように物語を書いたり、親しい誰かとコミュニケーションを楽しむ手段だったり、自分の想いを整理整頓したり……。

「趣味」や「生活」の領域から出るはずのなかったものが、本当はもっと「外に向かって飛び出したがっていた」と知ったのは、本当にここ数年の話です。

実はね、私も昔、人の言葉に心を縛られまくっていた一人だったんですよ。

外側からの言葉や人の顔色ばかりに影響されていて、ビクビクしながらも、その裏側にある真意を読み取ろうとばかりしていましたっけ。

そのやっかいな呪縛から、最初の転職と自己分析を通じて抜け出すことができた私は、やっと自分の心の奥底にあった本当の望みを見つけることができました。

「書きたい」

ひとたび自覚してからは、その想いを誤魔化しようもなくなって、そして精神的にも環境的にも自由を手に入れていた私は、その欲求を誤魔化す必要もなくなったのです。

この「物書き」という仕事は、今度こそ曇りない「自分の意志」で選んだものでした。


言葉の重みを知る「言葉のプロ」

それと同時に、過去の自分自身が人の「言葉」に振り回され続けてきたからこそ、その影響力がどれほどのものかというのも、痛いほど身に沁みてわかっていた気がします。

だから、「書くことを生業にするからには、自分の言葉が無闇に人を傷つけたりすることがないように」という想いがものすごく強かった。

何気なく発した言葉が、誰かにとってはものすごく重みをもって、鋭く心に傷をつけてしまうことだってある。

軽い気持ちで言った言葉が、長い間人の心を縛ったり、苦しめ続けることだってある。

それらは目に見えないけれど、強大なパワーを持ちうるものなのだと。

もちろん、こちらの配慮が足りなかったり説明が至らなくて、誤解をさせてしまうことはあるかもしれません。

人間同士のコミュニケーションである以上は、誰から見ても「完璧な言葉」なんて、そんなの難しいことは重々承知です。

でも、それを理由に「自分勝手」に言葉を使うようなことが「言葉のプロ」に在ってほしくない、というのは私の勝手な美学です。

「これで伝わるかな」「誤解を受けないかな」とドキドキしながら、意を決して言葉を紡ぐことだってしょっちゅうです。

でも、「できうる限りの力を使って、人の心を温かくしたり、誰かの光になったり、背中を押す勇気になるような本物の言葉を使いたい」という意志は、持ち続けていたいなと思うんです。


Twitterは「言葉の修行場」

言葉の取り扱いに、もしも検定みたいなものがあったなら、私は何級になれるのだろう、とふと考えることがあります。

限られた文字数で多くの人が発信する、滝のような情報量が流れ続けるTwitterで言葉を紡ぐようになって、私は学ぶことがものすごく多かった。

「こうやって書くと、こんな風に誤解を生んでしまうんだな」とか。

「この言葉選びが、こういう人に届いてくれたんだな」とか。

とにかくいろんな方が、いろんな反応を示してくださって、私に「言葉」の取り扱いを一つひとつ教えてくれたような感じです。

同じ意味であっても、いろんな表現ができる。

物事は、いろんな角度から切り取って、形にすることができる。

それなら、自分の内側にある「伝えられること」も、できうる限り趣向を凝らして書き続け、たくさんの人に伝えていこうと思いました。

万人の心に深く刺さる言葉など、滅多にありません。

それなら、書き手が「いろんな言葉」を使って、手を変え品を変え表現していくべきです。

それを自在にできるのが、「言葉の使い手」だと思うから。


「言葉使い」になりたくて

恥ずかしげもなく言いますけれど……。

私は、魔法が使える「魔法使い」みたいな感じで、言葉が自在に扱える「言葉使い」になりたいんです。笑

マンツーマンであるメッセージカウンセリングの場では、とにかく「その方」に届く言葉を一生懸命に書いてゆくけれど、私はもっと広い世界にも言葉を使って伝えていきたい。

できるだけ多くの人に伝えていきたいと願う、「心のこと」や「神道(神社)のこと」がありますからね。

「言葉」の世界に、決して果てはありません。

人の心を傷つけることも容易い世界ですけれど、私はその中でも絶対に、人の心を温めて明るくするようなものを使えるようになりたいです。

多分、一生「伝えること」はやめないはずなので、もう人生をかけて、これを磨き続けていきたいですね。

いつか、「言葉」の世界の免許皆伝したいなぁ……。

この人生が終わってからでもいいから、神様に「あなたはいい言葉使いでしたよ」って褒めてもらいたい。

そんなことを、夢見ていますよ、大真面目にね。


紺野うみ

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