見出し画像

あなたの居場所(064)

こんにちは、紺野うみです。

人は、運命の上を流れるように生きていると、たどり着いたところがどんなにひどい場所だとしても、「そこから動いてはいけない」と思い込んでしまうことがあります。

でも、自分が身を置く「居場所」は、本当は選べるはず。

すべての人が、自分の居場所をどこかに見出せますように……。


居場所は自分で選ぶべし

あなたは、どこかに「ここは自分の居場所だな」と思える場所を持っていますか?

家だったり、学校だったり、職場だったり、趣味の場所だったり、行きつけの店だったり……。

その姿に決まったかたちはなく、単純な「場所」であることもあれば、誰か大切な「人」の傍であることもあるでしょう。

多くの人は「置かれた環境」に順応するために、一生懸命努力をする真面目さん。

でも、一度置かれた場所に「安定」してしまうと、そこからはあまり「居場所を増やそう」とか「居場所を変えよう」と考える人は少ない気がするんですよね。

これは、一体どうしてなんでしょう……?

「居場所」と言っても、ひとつじゃないといけないなんてルールはありません。

自分の人生の中に、あちこち「心地よい場所」をつくれば、それだけでも生きる希望や勇気に繋がるものです。

だから、私は皆さんに、できるだけ「自分で居場所を選んで、その数をどんどん増やしていってほしい」と思っています。

生まれて、運命に導かれるままに過ごし、「居場所なんて意識して選んだことないよ」という人は、ぜひ「今自分が身を置いているいくつかの場所が、自分にとって心地よい場所であるかどうか」を考えてみてください。


居たくない場所から距離を取る

もし、自分を取り巻く環境に「居たくない場所」があったとして、そこにいるなと言われたって、そう簡単に動けるものじゃないよ……と思うかもしれません。

それも、確かにその通り。

たとえば、家、学校、職場……。

こういった場所は、人によって「選べる度合い」が違います。

家庭環境によって家に心地よさを感じられない人は、そこを出ていくとしても、家族の縁や経済的な足かせが原因で、なかなか行動に移すことができないこともありますよね。

学校や職場だって、そう簡単に「変える」ということができるとは言い難いと思います。

でも、そこで居心地の悪さを飲み込んでなにもせずにいれば、次第に自分の心が壊れ、死んでゆくことにもなりかねません。

それは、自分の人生を台無しにしてしまう、恐るべきことですよね。

だから、もしすぐには動けないとしても、そこで過ごす時間をできる限り短くしたり、やがてはそこを離れるための準備をしたり……。

あとは、まったく別の場所に「新たな居場所」を探し、そこを心の逃げ場所にする方法を覚えておいてください。

「いつまでも、その苦しい場所だけにいる」という状況に、自らを追い込まないことが大切です。


心安らぐ居場所を求めて

ここから先は

354字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

世の中を少しでも明るくする言葉たちを、心を込めて多くの方に届けていきたいと思います。 紺野うみの活動を応援していただけますと、大変うれしく思います!