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2024年4月20日 KYOTOGRAPHIE

午前3時、同居人と共にソファーで寝落ちしていたが何故か起きた(平日労働と空きっ腹にビールが効いた)。風呂は諦め化粧を落とし、洗う予定のパジャマに着替えた後同居人を起こし寝室で再度眠った。目覚ましのおかげで8時に起床し、朝風呂で清々しい気分になった。その後無料公開中の『宝石の国』を再読した。

同居人を起こし、洗濯物を干したり化粧をしたり出かける準備をした。同居人が作ったペペロンチーノを食べ、KYOTOGRAPHIE巡りに出かけた。

最初は念願のヴァンサン・フルニエ『Post Natural History - Archeology of the future』を見た。ヴァンサン・フルニエ、大学の写真論で
写真集『SPACE PROJECT』が紹介されて好きになった写真家で、この写真集が売り切れていて未だに入手できていない。今回メインプログラムでない「KG+」で彼の展示を見つけて仰天し、早速実物を眼球に焼き付けてきた。
展示スペースがホテルの小さな一角なので見逃されそうだが、無料だし面白いので見てほし〜〜〜。ちなみに私は見てないので知らなかったのですが、『アメイジング・スパイダーマン2』(朧気)で彼の作品が出ているそうです。

眼球に焼き付けることに集中して、あまり写真を撮っていなかった。

次はヴィヴィアン・サッセン『PHOSPHOR|発光体:アート&ファッション 1990–2023』を見た。最初は行く予定が無かったが、DiorのLINE通知でこのプロジェクトと『ディオール ヤング フォトグラフィー&ビジュアル アーツ アワード』の巡回展があると知り、予約してみた。
自分が撮らない&撮れない(スタジオやモデル、行けない場所)写真を見ると刺激を受けて良い。あと彼女の大量の作品群を見て「もっと量を撮らないと」と反省した。就活中もカメラを持っていた2年前の自分の方が絶対上手だったもんな。ユニークだったり大胆だったり、ヴィヴィアン・サッセンの様々な表現の中で「内気な露出狂」という言葉があり同居人と笑ったが、自分が世に写真を投稿するのはそれこそ内気な露出だよなぁと妙に納得した。私も内気な露出狂に戻らねば。

作品を撮ることに囚われるのも良くないと、展示物でないものや場所を撮った


あと会場が京都新聞ビル地下1階の印刷工場跡なのだが、今回1階(地下1階内で2階部分?)にあたる場所で『ディオール ヤング フォトグラフィー&ビジュアル アーツ アワード』が展示されていたため初めての場所に踏み込めた。上から地下の広い空間を眺めて興奮した。

最後にBirdhead『Welcome to Birdhead World Again, Kyoto 2024』を見た。同居人と共に見たいと思っていた展示で、特に「Phototheism」シリーズが独特で面白かった。私達もこの空想の宗教に入信するか〜と話した。あの鳥頭のインスタレーション、崇拝の持つ神秘的かつ胡散臭さが放たれていたので、今年のKYOTOGRAPHIEで目玉になりそうな気がした。
たまたまなのか自分が無意識的に見たいと欲していたのか分からないが、ヴィヴィアン・サッセンもBirdheadもアンドレ・ブルトンの「優雅な死骸」をテーマにしていた。アンドレ・ブルトンは『アンドレ・ブルトン集成』の1冊読んで心折れたことがあり(忘れたが入沢康夫が訳していた本)、授業でシュルレアリスム宣言を学んだだけなので「優雅な死骸」なんて忘れていた。いや、そもそも大学の図書館に全集揃っていなかった気がする。でも気になって見た展覧会で同じキーワードが出てきたら知りたいなぁ⋯。

この後、ついでに写真展を見ようと小川珈琲に行ったが、まだ始まってなかった。写真展、昨日から始まっててほしかったな⋯。4月23日から始まるとのことでこの日は仕方なく諦め、お茶して気分を上げようと頼んだ季節のサンドイッチが美味しかった。バタークリームといちごの組み合わせ、また食べたい。小川珈琲は写真禁止なのでサンドイッチの写真は無いが、可愛かった。


晩ご飯は今月日本酒が飲みたかったので、行きたかった「宗や」に行った。店員さんが料理に合う日本酒を教えてくださり、飲みつつ珍しくたくさん食べた。器が可愛く、料理ともに家で真似出来たらいいなぁと楽しんだ。酒盗バターがかかった新じゃがの揚げ物が美味しくて、酒盗バターなる商品を探してしまった(酒盗を知らなかった)。

最後に「喫茶 le GABOR」に行った。パフェなどデザートが有名なのは知っていたが、お腹いっぱいでローズのフラワーフィズを飲んだ。自分も薔薇の香水を付けていたので、飲んだ後身体の中まで薔薇の香りがしていそうだった。同居人がボヌールを頼んでいて味見させてもらい、次回来たらデザートを食べるぞ⋯!と決意した。

薔薇の香水を飲んだ

誕生日は21日だったが、楽しいお出かけになった。

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