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犯罪者を題材とした2大ドキュメンタリー。

僕の大好きな本を2冊ご紹介します。どちらも新しい本ではありませんし、楽しい本でもありません。ただとても胸をうつ悲しく、辛く、切ない本です。それはこの2冊です。

「心臓を貫かれて」と「冷血」です。

2冊ともに3回ずつ読破しています。

犯罪モノというのは、その犯罪が何故起きたのか?を遡って物語にするので、どうしても加害者が主役になりますし、加害者に対して感情移入しやすいものです。

しかしもちろん言うまでも無く守られるべきは被害者とその遺族の人権です。

ただこの様な本を読むと、人は何故この様な酷く無意味な犯罪を犯すのか?加害者達と同じ境遇に育っても自分は絶対こんな事はしないと言い切れるのか?と思わずにはいられません。

それくらい加害者達は悲惨な生い立ちです。特に「心臓を貫かれて」のゲイリー・ギルモアの物語は父親からの「愛情」を求めて求めて求め続けて、しかし決して与えられる事の無かった果ての絶望が人格形成に大きな影を落としているのは間違いないでしょう。

「冷血」のペリーも「心臓を貫かれて」のゲイリーも決して知能が低い訳ではなく、もし環境さえ整っていたら…もし誰かが溢れんばかりの愛情を与えていたら、それなりの人物になったかもしれません。

世の中からこういった犯罪を撲滅するには、平等な教育を全ての子供に施す事が可能な社会を形成していく事が大切ですね。

僕、こんな曲を作っている人です。


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