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なぜ我々はそれでもアメリカに憧れてしまうのか?

いや、私は別にアメリカに憧れていませんけど…という方も大勢おられるでしょうが、それでもアメリカに憧れの気持ちを持っている人も大勢いると思うので今回は「我々」という表現を使わせて下さい。

さて、アメリカ…アメリカ合衆国…United States of America…この国は中国の台頭はあるにせよ現時点では軍事、経済、文化、あらゆる面で世界最強の超大国といえます。

しかしだからといって正義の国とも言えない面も多々あるのもまた事実です。広島、長崎、アフガニスタン、イラク、ベトナムと。反米勢力なんて言葉に象徴される様に世界にはアメリカを心底憎んでいる人たちもまた存在します。

日本はかつてアメリカと戦争状態にありました。そして敗戦しました。末期には広島と長崎に原爆を落とされました。その結果終戦から今日に至るまで対等な関係を築けているとは言えない状態です。

なのになぜ我々はアメリカに憧れを抱いてしまうのでしょうか?
アメリカの映画スターに、ミュージシャンに、スポーツ選手に、リーバイスに、アップルに、NYに、LAに…。なぜでしょうか?

私は個人的に割と早い段階からこの疑問を持っていました。無意識的にはおそらく小学校高学年くらいからです。

でも冷静に見てみればアメリカって問題だらけの国です。
●物価の驚異的な高騰
●銃による犯罪など治安の悪化
●国民皆保険制度が存在しない
●極端な格差社会
●人種差別

私はアメリカってイメージ戦略が得意なんじゃないかな?って思います。対外的に発信するコンテンツの作り方が秀でているというか。

例えば今後さらに中国が台頭して来てGNPでアメリカを抜いたとしても世界中の人々が中国に憧れるか?と言うとなかなか難しいと思います。その理由は…。

中国にはマリリン・モンローやジェームズ・ディーンが存在しないから。
強いて言えばブルース・リーくらいでしょうか?

なんて浅はかな考察なんだとあなたは呆れるかも知れませんが、ソフトパワーの力はとても巨大です。例としてマリリン・モンローやジェームズ・ディーンは古すぎるかも知れませんが、いつの時代もアメリカにはマリリン・モンローやジェームズ・ディーン的な人物がいます。そして世界中の若者達はそこに強烈な憧れを抱くのです。

でも私はどこまでいっても日本人。
髪を染めようが、カラコンを入れようが、ちょっとだけ英語を喋ろうが私は東アジア人であり黄色人種であり日本人である。(髪も染めてないしカラコンも入れてないけど)それは永遠に変わらない。それを誇りに思ってもいる。

これだけは決して忘れないようにしたいと思います。

https://youtu.be/T33nQdDPD20?si=hjgX2_NBtwZ2IIbl


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