見出し画像

外へ、外へ。

関西から戻ったあたりから
行ける限り、参加できる限り極力セッションや練習会に行ってジャムるようにしている。

ここ数年、仕事が忙しくて
ほぼ全く行っていなかったので
練習と言えば、1人でスタジオや自宅ででむつむつと行うだけだったが
練習する度に、何だか空しさが込み上げてきて
何のために練習して音楽やっているんだろう
と悲しくなっていた。

また、色々あって
ここ数年の時期は人嫌い・人とあまり会いたくない状況が続いたので
見ず知らずの方々とセッションしたり、練習会に参加したりするのも避けていた。
話しかけられたくなかったのだ。


話しかけられたくないくせに
一人で練習するのは淋しいなどと
甘え方・拗らせ方も中々に堂に入っていて恥ずかしくなる。

関西から戻った次の日
トランペッターの森くんから連絡もらって
「明日練習会やるけど良かったら来ない?」
との事で
しかしながら、旅の期間練習が出来なかったのでちゃんと歌えるか不安だったが
練習会は特技披露の場ではない。
自分がチャレンジしたい曲をそれぞれ持ち寄って、参加したミュージシャンにお付き合い頂き
ジャムっていくものである。

という訳で、お邪魔させて頂き
沢山歌わせて頂きました。
森くんありがとう!!

その次の日あたりに
あるイベントの出演オファーを頂き
6月に念願の大ホールで歌わせて頂ける事になった。

このイベントに向けて
歌える体とメンタルを作っていかなければなんね(秋田弁)。

という事で
日々の筋トレを更に強化しながら
いつでもどんな環境でも堂々と自分の歌を歌えるように、自分の限りなく最高のパフォーマンスを引き出せるように
恒常的に自分を人目に晒して歌う必要があるな、と考え

セッション通いを数年ぶりに再開した。

ギタリストのしもかじくんがホストをしている
ソウル&ファンクミュージックのセッションに
連絡もせずにお邪魔してきた。

元々、ソウル&ファンクに自分のルーツがあるので、ジャズのセッションよりは幾分か気が楽だった。

ここでも沢山歌わせて頂きました。
久しぶりにソウルをバンドで歌えて
しかもプレイヤーさん達が凄く上手で
カッコいいサウンドだったので

若い頃に仲間と集まり
夜な夜なグルーヴしていた(笑)時期の事や
ニューヨークで、オープンマイクのイベント回って修行していた頃の時期を思い出した。

ハーレムにて。
ニューヨークで一番有名なオープンマイクの店

しもかじくん、ありがとう!
2月の自分のライブの時以来に会いましたが
「(私の性格が)明るくなった!」
と言ってもらえて嬉しかったです(笑)

○どんどん外に出て歌う
○されて嫌な事にははっきり意思表示するが
だからと言って最初から人に壁を作らない
(↑これは、私にとって非常に、ありったけの勇気をかき集めなければ難しい事なのですが、それでも決心)

を信条にして
そんなこんなで昨晩はライブで
気負わずに伸び伸びと歌わせて頂いた。
とても楽しかった。

仲間のグッドサウンドが
素直に自分の中に入ってきたので
自分もとても歌いやすかった。

実力があるプレイヤーであるみんなのおかげと
自分が、内側・自分の殻に籠もらずに
外へと開いている状態だったからだと思う。
サウンドも、みんなの音も呼吸も
客席の空気感も
ビシビシ感じながら受け取りながら歌えた。

幸せな夜だった。


・・・と同時に
ライブって、普段からの姿勢や態度が
全部現れるんだなー。
歌って嘘つかねーなー。

と実感。

とにかく明るいジャズライブでした(笑)。

実は
ライブの翌日の今日
新しいライブの話が上がってきた

数年ぶりに
一月のうちにライブやステージの現場が複数ある月がチラホラと出てきた。

これは
一緒にプレイできるみんなのおかげ
そして
お仕事を下さる方々のおかげ

同時に
今の自分のエネルギーに合っているから
音楽がまた少しずつ振り向いてくれるようになったのかもしれない
いや、振り向かせるように
自分で自分を変えていったんだけどね(笑)。


楽しいところに
人は集まってくる

私はそれを信じている。

外へ、外へ。
自分の楽しさや喜びを
歌や声に乗せて、全方位に拡げて放ちたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?