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おもいやり

重たい槍ではない。相手のことを想う槍のことだ。
息子は父のことを想い父の店、隠れ家的飯屋のこと、経営のことに陰ながら尽力を惜しまなかった。が、父にはその想いが届かず仲違いしてしまう。
そんな中、父の隠れ家飯店の情報がネットに上がり興味本位の客が押し寄せる羽目になり父はこのグルメサイトに記事の削除を依頼するも受け付けられず我らが石羽法律事務所に依頼を申し出る。
サイト側は表現の自由とかを持ち出し取り下げない。隠れていて情報を出したくないので取材を一切断って来たと店主は言った。どちらも引かない。どんな情報にみんなが食いつくかというと隠れている情報だ。暴露とか好きだし不倫とか好きだし、とにかく隠れてるのが好きなんだ。だから週刊誌はそこを衝く。
そしてこの案件は法廷で争われることとなるのであった。
この店主夫人は経営下手な夫を支えて店の売り上げが十分でないぶん自分が働きそれを補っていたが無理が祟ったのか数年前他界した。息子はそれも相俟って父と断絶。父は一人で店を切り盛りしてるのだ。息子は母の気持ちを理解できてなく父の所為で母は死んだぐらいに思っている。母は父を自由にしてあげたくて仕事人間だった父に仕事を辞めて店でもしたらと脱サラを勧めたらしい。こんな奥さんが多ければ夢あるよね。
この想いに息子は気付いていなかった。
石子とお父さんもすれ違っていた。父の儲からない事務所経営の所為で母は苦労し死んでいったと思っていた。お母さんはお父さんが好きなんで儲けようが損しようが関係ないのである。もっと言うなら儲ける気がないお父さんがスキなのかもしれない。なぜなら、儲け話に夢中になる人があまりにも多いからだ。そんな同じベクトルを持つ似たもの夫婦なのである。このことを知った石子の石頭は軽石ぐらいになりついにお父さんに敬語ではなくため口を聞くのである。このシーンよかったですーやっぱりさだまさしさんは声がいい。北の国からの、あーあーあああああーあ、はあの声じゃないとですね。
石子と羽男、今回特によかったですー
初めからよかったです。店主の名前が加山という事で羽男は加山雄三のクオリティーの低いものまねから物語はスタートしました。ここからもう私の心は掴まれました。羽男ステキ。
予告であいつが放火で捕まってましたがどうなるんじゃ⁈
実に面白い

加山さんはもうライブはやらんそうだし吉田拓郎さんも引退するそうだし、泉谷さんは「俺は引退せんぞ!」とおっしゃってました。
輪廻転生。こんな時使う言葉ですかね?まっ、雰囲気で。

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