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ホテルの口コミをどう捉えるか

私はホテルの口コミを見るのが大好き。
通販サイトの商品レビューとは少し違う
宿泊したゲストの思い思い書く感想が
まるで旅行記のように
描かれているように感じられるから。

ご飯がおいしかったです!
毎年家族で来ています
おばあちゃんの退院祝いで来ました
子供がプールで大はしゃぎ
ホテルの従業員さんの温かさに感動です!

もはや口コミではなく
旅物語。
みなさん楽しい思い出をこのホテルで
作ったんだなー。
こちらもワクワクして
その期待と共に
こんな高評価のホテル、絶対いいに決まってる!と
即決で
予約ボタンをポチッと。

私も数々の場所に宿泊してきた。
口コミに書きたくなるほど
いいサービスを体験した。
今は子連れ旅がメインなので、
子供に優しい設備が整ったホテルに泊まるだけで
高評価。
設備のみならず、ホテルの方々も優しければ
もうはなまるのはなまる◎

以前宿泊したホテルにて。
子供と話すときにわざわざしゃがんで話しかけてくれた
従業員のお姉さん。
わざとらしくなく、子供の目を見てニコニコして。
子供はお姉さんに心開いてはしゃいでいる。
その瞬間、家族みんなでこのホテルにして良かったぁと
ホワホワ〜♡気分。
後から名札見ておけば良かったー!お名前知りたいー!
と思うほど。
私は口コミは見る専なので書くわけではないけど、
レビューに書くとしたら、そのお姉さんを絶賛したかった。
ホテルではなくお姉さんのレビューみたいになる。

高評価がある一方でそうじゃない人も
必ずいる。
彼らだってちゃんとそこに旅の思い出を綴っている。

楽しみにしていたのに!
最悪だった!
もう2度と来ない!

わずか数行に込める想い。
一体この人の身に何が起こったんだ
と詳細が気になるほど
酷評を書いている人もいる。
中には到着からチェックアウトまで
時系列で感じたことを長々と書いている人もいる。
相当嫌な思いをしたんだな。

ご不満の内容は様々。
カードキーをニコリともせず渡された
清掃後なのに洗面所に髪の毛が落ちていた
壁が薄くて隣の部屋のテレビの音が深夜までうるさかった。
朝食のビュッフェが混みすぎてほとんど取れなかった。

それは残念でしたねぇ、としか言えないような内容。
可哀想にと思いつつも
なんとなくホテル選びの参考にしてしまう
自分もいる。
たまたま酷評レビューが続いているのを見てしまうと
予約ボタンを押すのをためらってしまう。

確かに廊下を歩く人の声が聞こえたり、
清掃後なのになんかちょっと雑巾くさい?
ホームページの写真よりもだいぶ狭いぞ?
みたいなクレームほどでもないけど
そういう小不満みたいなことは経験してきた。

まあまあ大きいリゾートホテルに宿泊した時
15時チェックインで大勢の宿泊者がいるのに
受付が2人しかおらず
こんな効率の悪いことがあるのか!
しかも一人の宿泊者が何かリクエストしまくって
全然進まない!実質受付1つ!!!!
名前と住所書いて支払いするだけでどうしてこんなに
時間がかかるんだーーーーー!
と怒り爆発寸前の時もあった。

でもそれで旅行が台無しになる程
がっかりしたことはない。
ホテルで過ごした時間を総合的に判断して
次回もまた泊まりたいか泊まりたくないか
自分の中で振り分けが行われるだけ。

結局どんなレビューも
人様の旅行記。
評価と同様のことが
起こりうるかもしれないし
起こらないかも。
それは実際に宿泊してみないと
分からない。

しかも人それぞれバックグラウンドが違う。
酷評した人もすでに道中でイライラしたことがあって
たまたまホテルでも嫌な思いをしてしまったかもしれないし。
ホテルのサービスの経験値も人それそれ。
そうなるとレビューはその人にしか書けないものだよね。

ホテルの参考情報の一つとして軽めに捉えて
あとはみなさんの旅日記としてさらりと目を通すくらいが
ちょうどいい。

だからもしホテル選びに悩むのなら、
自分の譲れないポイントを持っていると
口コミに左右されることは少ないかもしれない。

私は『匂う』『古い』と言うキーワードが
続くとそのホテルは候補から外れてしまう。
以前禁煙部屋なのに
部屋がタバコ臭くて部屋に入った瞬間から不快。
でも部屋を変えてくださいと言う勇気はなく、
なんとなく枕にタオルを敷いて寝たことがあった。

ホテルに求めるものはなんなのか。
食事、清潔感、接客マナー、設備…

他の人の譲れないポイントで溢れている
口コミ欄。
見るだけでも楽しいですよ。




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