見出し画像

見るものすべてが新鮮だった親子旅

この春に東京へ親子旅をした時の話。
自分たちの住んでいる環境とは違うものがたくさんあった東京。驚き、不思議、おもしろい、の連続だった。子供たちの脳にたくさんの刺激があったと思う。

The観光地を巡ろうと、浅草へ行った。春休みということもあり、想像以上に混んでいた。雷門の前で写真を撮るのが精一杯。仲見世で、買い物♪なんて全くできなかった。

「浅草ピンバッチ」のガチャガチャを子どもたちにやらせて、それを浅草観光記念とした。それでよし。あんなに混んでいたら何にもできない。
バッチを見るたび、くたくたに疲れた浅草観光を思い出して欲しい。

帰りの電車みんなぐったり疲れてしまった。
席が空いていたので降りる駅までしばらく、ゆっくりできる。
各駅ごとに人がたくさん乗ってきて車内は混雑してきた。そこへ私達の前に作業着を着た男性が立った。

しばらくして私の膝に座っていた娘は
「どうしてこの人立って寝てるの?」
と結構デカめのボリュームで、聞いてきた。

その質問でなんとなく私は察した。
目の前の男性のことを言っているのだと。見上げるのが怖くなった。ど直球で質問してくる子供がたまに怖い。

恐る恐る見上げると、
たしかにつり革につかまった状態で寝ている!
げげげ〜!聞こえちゃったかな…
慌てて「休憩してるんだよ」と彼女の耳元で教えてあげた。
それでも娘は納得してない様子だった。
なんで立って寝ているのか。

大人になると、時間があれば目をつぶりたい。眠っていたい。しかし、元気な子供にはそんなことわかるはずもない。ほぼ車しか乗ったことのない娘にとっては電車でのこの光景はとても不思議だったようだ。

大人にとってなんとも思わないことが、子供にとっては不思議でたまらない。環境が変わるだけで新しい発見がたくさんだ。子供にとっては新しい世界。
親にとっては当たり前のことを不思議と思ってくれる子供の姿が新しい世界。

親子旅では新しい世界をそれぞれの視点で見ることができる。これから子供たちのどんな発見があるのかとても楽しみだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?