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HSPの私が「課題の分離」を意識して3か月間生活してみた

こんにちは。
寒い日が続きますね。

本日、こんくろブログを更新しました。

今回の内容はタイトル通り、
私がアドラー心理学の「課題の分離」を実践した内容です。

・自分が原因で、相手の機嫌が悪いんじゃないか
・相手の反応が怖くて、自分の伝えたいことが言えない
・人の気分に振り回されたくない

という方にぜひ読んでいただきたいです。

では始めます!

参考書籍


HSPの特徴が悩みを生んでいる


人の顔色や機嫌に左右され悩んでしまうのは、HSPの特徴が原因かもしれません。
いくつかHSPの特徴をあげてみました。

・人のささいな変化に敏感に気づくことができる

HSPは人の表情や口調、雰囲気のささいな変化を敏感にキャッチしています。
声のトーンや、わずかな表情の変化、目の奥から伝わってくるもの、体全体で感じる空気感。

相手自身が隠そうとしている場合でも、気付いていないレベルのことでも、HSPはキャッチしています。

少しの変化にも気付くため、相手がどんな反応をしたのか感じ取ってしまいます。

・自分と人との境界線が薄い

HSPは共感力が高いと言われます。
共感力とは「相手のことを自分のことのように感じる力」と言えます。
共感力が高いため、「相手と自分の境界線があいまいになりやすい」と説明している書籍もあります。

友人のを辛い経験話を聞いて一緒に落ち込んでしまった。とか、
小説や映画などを鑑賞し終わったあとも、まだ話の中にいるような感覚ってありませんか?
自分の体験でないのに自分事に感じる感覚です。

HSPは相手の感情が感覚的に分かるため、
自分に伝えたいことがあったとしても後回しにして、相手の立場や状況を優先しがちになります。

・自己肯定感が低い場合が多い

これはHSPの方全員に当てはまるわけではありません。
特に「相手の機嫌が悪いのは、自分が原因じゃないか」と考え込んでしまう方に、自己肯定感が低い傾向があるのではないかなと思っています。

HSPは自己肯定感が育ちにくい気質であると言われています。

・考えすぎだと言われて、自分だけウジウジ考えているように思える
・すぐに疲れてしまって、頑張りどころで踏ん張れない
・人の意見に合わせることが大半で、自分の気持ちを伝えられない

このような経験が重なると頑張れない自分を責めたり、人と比べて自分を卑下したりすることが当たり前のようになってしまいます。

「自分は人と比べて劣っている」というフィルターを通して物事を見るので、人の機嫌が悪い場面に遭遇すると「私がなにかしたせいなのかもしれない」と自動的に考えてしまうのです。

HSPの私が、3か月間「課題の分離」を意識して生活してみました

私が「課題の分離」を実践しようと思ったのは、いつも穏やかな気持ちで仕事をしたかったから。

上司が多忙なのも悪い人ではないことも知っていたのですが、少し気分にバラつきを感じていました。
出勤する度に顔色を伺い、ビクビクすることに疲れて「辞めようかな」といういつものパターンに陥りそうになっていました。

過去に何度も同じ経験をしていたので、今回こそは変えねば!と奮起して実践することにしたのです。

「課題の分離」とは?

「課題の分離」はアドラー心理学本の「嫌われる勇気」で出会った言葉です。

ざっくりと説明すると「自分がコントロールできることに最善をつくすこと」です。

私の例では
「上司の機嫌は良いに越したことはないけど、良い機嫌でいるか悪い機嫌でいるか決めるのは上司。
私は良い気分でいることを選んで、目の前の仕事に集中しよう」
と、このようになります。

ここで私が課題の分離をしないと、

・上司の機嫌をとりにいく(相手をコントロールしようする)
・自分の気分を悪くするような考えをする(自分のできることの最善を選ばない)

ことになります。

上司の機嫌をとりにいった結果、上司の機嫌が良くならないと思い通りにならないことにもイライラして余計にストレスが溜まることになりかねません。

穏やかに仕事をしたいのに本末転倒です。

私が「課題の分離」を意識するとき

私が「課題の分離」を特に意識するのは、
さきほどの例のように上司の顔色が気になったときや、
自分の希望を伝えたいときに上司にどう思われるか不安に感じたときです。

こころ穏やかに仕事がしたい。
相手の機嫌次第で、自分の時間(生活・人生)をコントロールされたくない、と思ったときに勇気を出して実践しています。

3か月間、生活に取り入れて感じたこと、変化したこと

今まで相手の置かれた状況や心境を優先して、自分の行動を決めてきました。
他人ありきの判断から、自分主導の判断にシフトしてきた3か月間は、とても勇気が必要でした。

「自分は冷たい人間じゃないか」
「人のために多少自分が犠牲になってもいいんじゃないか」
と、挫折しそうになりました。

しかし、3か月間実践してみて「私が穏やかでいると、目の前の人も穏やかに見える」ことが分かりました。

人間いつも絶好調ではないし、波がない感情なんてない。
そんな中でも自分にできることを、淡々とやっていこう。

と、3か月前の自分よりも穏やかに仕事ができる自分になれました。

まだまだ未熟な「課題の分離」ですが、仕事の時間を苦に感じることが少なくなったのは確かです。

ぜひ皆さんにも、少しずつ取り入れていただければなと思います!

まとめ

人の気分に左右されやすいときは、ぜひ「課題の分離」を取り入れてみてください。

「自分がコントロールできることに最善をつくすこと」で、
自分主導の判断や行動ができるようになり、人に振り回されることが減っていきます。

自分ができることに集中することで、穏やかな気持ちで過ごす時間も増えますよ!
不安が尽きないHSPのあなたに、この記事が届けばいいなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
これからもHSPの私が実践したこと、学んだことなどをシェアしていこうと思います。

では、また次の記事で。


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こちらは「課題の分離」をするのに役立った、「相手との境界線の引き方」について書いた記事です。
「課題の分離」をするうえでの心持ちが、少し軽くなると思います。



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